マイナポイント取得を念頭に、公金受取口座の登録について調べてみました。
- 公金受取口座とは何なのか?
- 口座の登録で、どんなメリットがあるのか?
- どんな点に留意すべきか?
調べた情報を備忘録として、ブログにまとめておきます。
公金受取口座の概要について、参考になれば幸いです。
公金受取口座制度とは?

公金受取口座制度とは、公的な給付金(≒ 公金)の受け取りを、指定した口座で行うための制度です。ここで給付金とは、
- 緊急時の給付金
- 児童手当
- 年金
- 所得税の還付金 など
上記を指しています。
詳細は ”追ってデジタル庁ホームページに追記する” とのことです(2022年1月9日現在)。
名称通り、おカネの「受け取り」に関する制度ですね。
公金受取口座を登録するメリット
受取口座を登録するメリットは、給付金の受け取りにかかる手間が減ることです。
通常、給付金をもらうためには、申請書に必要事項を記入したり、必要書類を添付したりしなければなりません。
受取口座を登録すれば、給付金を受ける手続きの際に、
- 口座情報の記載
- 通帳の写しなどの添付
上記の省略が可能になります。
なお、給付金を受け取るための手続き自体は、必要だと思われます。
あくまで手続きにかかる手間が「減る」のであって、手続きそのものを省略できるわけではありません。
「公的なおカネは ”〇〇口座” に振り込んでくれ」とあらかじめ指定することで、手続きが簡素化されるのですね。
でも、利用している銀行の個人情報が国に渡るなんて…
あまり良い気分はしませんよね。
具体的には、どんな情報が国に渡るのでしょうか?
デジタル庁ホームページに明記されていました。
上記ページによると、「金融機関の名称」や「口座番号」は、国に渡ってしまいます。
振り込んでもらうのだから当たり前ですが…やっぱり抵抗感は覚えますね。
一方で、「預貯金額」は登録簿に記録されない(≒ 国に管理されない)ようです。なるほど、そうなんですね。
同じくデジタル庁ホームページのよくある質問に、預貯金額に関する記述がありました。
Q1-14 口座を登録すると預貯金額や取引履歴(入出金履歴など)が政府に知られるのですか。
金融機関名や口座番号等の口座の情報が国に登録されることとなりますが、預貯金残高等の情報が知られることはありません。また、口座を登録しているかどうかに関わらず、税務調査等の法令に基づく場合を除いて、預貯金口座の残高や取引記録等が確認されることはありません。
よくある質問:公金受取口座登録制度について(総論)|デジタル庁 より引用
上記のとおり。
わかりにくいので、意訳します。↓
国は、国民の口座の預貯金額や取引記録を見れないよ。
でも税務調査とか、法令に基づく場合は確認できるよ。
これは公金受取口座を登録する・しないとは無関係だよ。
こんな感じ。
預貯金額を確認できるのは、例外的なケースだと読み取れます。
↓↓以下、YouTubeの30秒解説。
あくまで、給付金の「受け取り」にフォーカスした制度です。

ほーん。
で、なにを考えればいいの?
そうですね。
登録するか・しないかを考える上で、国民目線の問題としては、
- 受取口座の登録で、本当に生活が便利になるのか?
- 国(デジタル庁)に情報(金融機関名や口座番号など)を渡すことを許せるか?
- 国に渡った情報が、悪用される恐れはないか?
この辺りになりそうです。
制度や国(デジタル庁)を信頼できるか?とも言い換えられるでしょうか。
「なんかイヤだなぁ…」と思えば、公金受取口座の登録はやめておきましょう。
義務ではなく、任意の制度なので。ムリする必要は、まったくありません。
「別にかまわんよ」という人は、登録を検討しても良いかもしれません。
公金受取口座登録制度に対する個人的なスタンス

2022年1月9日現在の私の立場は、もうちょっと様子見です。
デジタル庁は発足したばかりですし、信頼に足るかどうか、もう少し見極める時間がほしいかなと。
一方で、「登録、即、預貯金額バレる」ではないと分かりました。
この事実がわかっただけでも、登録に対する心理的な抵抗感は、だいぶ弱まりましたね。
便利になりそうだから登録しようかなー…とも思いはじめています。
登録によって、何かおカネが引き落とされるわけでもなさそうですし。
いずれにせよ、マイナポータルから登録できるのは、2022年春頃〜を予定とのこと。
動向を注視しながら、もう少し考えてみたいと思います。
公金受取口座とは?|まとめ

マイナポイントほしさに、公金受取口座について調べてみました。
2022年1月9日現在、個人的には「とりあえず静観」という結論となりました。
マイナポイント付与の詳細情報が公開されたら、その時に改めて考えてみたいと思います(ブログ化するかは未定)。
当ページは、あくまで一市民のブログです。
公金受取口座を登録するかどうかは、国の公式情報などに基づいて、最終的にご自身でご判断ください。
当ブログが、少しでもお役に立てば幸いです。
マイナポータルでも、公金受取口座を登録できるようになりました。
詳細は、マイナポータルによる公金受取口座の登録方法|デジタル庁をご覧ください。
マイナポイント第2弾の申込み開始は、6月頃〜とされています。
詳細は、マイナポイントとは?|総務省をご覧ください。
マイナポイント第2弾の申込みは、6月30日開始とされています。
詳細は、マイナポイントとは?|総務省をご覧ください。