【考察】バンドステアリングは必要か?実体験から徹底検証

バンドステアリング、なんか良さげだな。
でも本当に使える機能なのかな?
ルーターにバンドステアリング機能は本当に必要?
ユーザーの生の声を聞きたい。

こういった疑問に答えます。

このページの内容
  • バンドステアリングの必要性を考察します
  • バンドステアリングを使うべき人が分かります

この記事を書いている私は、バンドステアリング機能付きのルーターを2020年2月から使っています。

あれこれ試行錯誤して、私はバンドステアリング機能を使わない結論に至りました。
一方で、バンドステアリングを使うべき人もいると思っています。

  • なぜ私は機能をオフにしたのか?
  • どんな人に向いている機能なのか?

このページでは、その辺りを深堀りしていきます。

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バンドステアリングは必要なのか

バンドステアリングは、Wi-Fiルーターに必要な機能でしょうか?
私個人は、機能をオフにしています。

はじめに、バンドステアリングとは何か、かんたんに確認しましょう。

バンドステアリングとは

ELECOMはバンドステアリングについて、Wi-Fiルーターの解説ページで次のように説明しています。

電波の混雑状況を判別して、空いている帯域に自動で誘導するバンドステアリング機能

ELECOM 無線LAN中継器の役割と選び方より引用

少しだけ補足すると、Wi-Fiで使用される電波には、2種類の周波数帯域があります。
2.4Ghzと5Ghzです。

Wi-Fiルーターのバンドステアリング機能をオンにすると、スマホなどでWi-Fiを利用する際、2種類の帯域(band:帯)のうち空いている方を自動的に判別し、切り替えてくれます(steering:舵をとる、向ける)。

2.4Ghzが混雑していたら5Ghzに、5Ghzが混雑していたら2.4Ghzに、といった具合です。

バンドステアリングのおかげで私たちユーザーは、

  • 2.4Ghz⇔5Ghzの帯域を切り替える手間がなくなる
  • 常に空いている帯域のWi-Fi電波を利用できる

などの恩恵を受けられます。

ちなみにバンドステアリングを利用する前提として、スマホ・PCなどのデバイスが、5Ghzと2.4Ghzの両方に接続できなければなりません。

安いスマホや一昔前のPCを使っている場合、「2.4Ghzは使えるが、5Ghzは使えない」可能性があります。
デバイスが5Ghzに対応していないと、バンドステアリング機能があっても利用できません。

今お使いのデバイスが5Ghzに対応しているか、まず確認しましょう。

私のノートPCは、2.4Ghzと5Ghzの両方に対応しているので、バンドステアリングを使えます。
しかし私は、バンドステアリング機能をオフにしました。

私がバンドステアリングをオフにした理由は、使う帯域を自分で選ぶためです。

使う帯域を自分で選ぶ

私がバンドステアリングをオフにした理由は、Wi-Fiで使用する帯域を自分で選ぶためです。

Wi-Fiには2種類の帯域がありましたね。
2種類の帯域を自動で切り替えてくれるのが、バンドステアリングの”売り”です。

しかしこれは裏返すと、Wi-Fiで使う帯域を自ら選べないことを意味します。

バンドステアリングによって空いている方の帯域に流してくれるのは、たしかにありがたいと思います。
「おかげで快適になった!」というケースもあるでしょう。

しかしバンドステアリングは、必ずしも常に最高速度が出る帯域に誘導してくれるわけではありません。
どういうことか、詳しく説明しますね。

バンドステアリングの問題点

2.4Ghzと5Ghzのうち、より高速で通信できるのは5Ghzの方です。
しかしバンドステアリング機能が働いていると、私たちユーザーは主体的に5Ghzを使えません。

2.4Ghz空いてるから、2.4Ghzの方を使わせるかー(ピピッ

と、Wi-Fiルーターさんの「さじ加減」に依存するからです。

高速通信できる5Ghzが空いているのに、5Ghzを使えない可能性がある。

そう考えると、利用する帯域を「自動で」切り替えてくれるバンドステアリング機能そのものが、私には ”ありがた迷惑” に感じるようになってしまいました。

現在使っているWi-Fiルーターでも、当初はバンドステアリング機能をオンにして活用していました。しかし1週間ほど経って、どっちの帯域で通信しているか分からない点が、どうも気になってしまったんですね。

ならばいっそ手動で切り替えよう、使う帯域を自分でコントロールしようと判断し、バンドステアリング機能をオフにしました。

使う帯域を自分で選ぶため、私はバンドステアリングをオフにしています。

オフにすることで生じる問題と対策

バンドステアリングをオフにすると、どんな問題が生じるでしょうか?
考えられるのは、帯域の手動切り替え時に発生する「手間」だと思います。

そこで、帯域を自分で切り替える「手間」を減らすため、3つの対策を考えてみました。

  1. 帯域の違いが分かるSSIDにする
  2. デバイスにパスワードを保存させる
  3. パスワード管理を工夫する

順に見ていきましょう。

1. 帯域の違いが分かるSSIDを設定する

SSIDは、2.4Ghz・5Ghzの帯域の違いが分かるようにしておきましょう。
帯域ごとの特徴を使い分けるためです。

SSIDとは、ネットワークの名前です。

スマホなどのWi-Fi設定画面で、接続するネットワークを選ぶ時にアルファベット・数字の羅列を見かけませんか?
あのアルファベット・数字が、SSIDです。

手動で帯域を切り替える作業は、スマホなどのデバイスからSSIDを見て、選択し直すことで行います。

その際、

あれ?どっちが5Ghzだったっけ…

と迷っていては時間がもったいないですよね。
なので、直感的に帯域の違いが分かるように名前を変更しよう、という提案です。

一つだけ注意があります。
「〇〇2.4ghz」「〇〇5ghz」のような、帯域が直接分かるようなSSIDは避けましょう。

実はSSIDは、自宅付近を歩いている通行人にも公開されています。
悪意のある人に電波帯域の情報を与えない意識は、自分の身を守ることにつながります。
できる限り脅威を排除するため、情報セキュリティの意識を心がけましょう。

細かい話になりますが、

  • 周辺住民や通行人にも公開されている点に留意する
  • 自分(と家族)だけが帯域を直感的に把握できる

上記のようなSSIDを設定しましょう。

SSIDの設定方法について詳しくは、お使いのルーターの取扱説明書をご覧ください。

2. デバイスにパスワードを保存させる

スマホやPCなど、使用するデバイスにWi-Fiのパスワードを保存させましょう。
帯域切り替えにかかる手間が激減します。

私は手動で帯域を切り替えていますが、面倒だと感じたことはほとんどありません。
デバイスのパスワード保存機能のおかげで、SSIDをタップするだけで帯域を切り替えられるからです。

毎回パスワードを打ち込まずに済めば、バンドステアリングをオフにしてもストレスを感じません。

ただ、時にはパスワード入力を求められる場合もあります。
そんな時に備えて、パスワードの管理方法を工夫しましょう。

3. パスワード管理を工夫する

Wi-Fiのパスワード管理を工夫すれば、帯域を手動で切り替える手間が減ります。

Wi-Fiに限らず、色々なパスワードの管理にはスマホのメモアプリが便利ですよね。
私もメモアプリを使って、パスワードを管理しています。

そして必要に迫られパスワードを探すのですが、探し方にはちょっとしたコツがあります。
検索機能を使うことです。

皆さんも目的のパスワードを見つけやすくするために、「Wi-Fi」などのキーワードと一緒にパスワードをメモしていると思います。
その場合、「Wi-Fi」のキーワードでアプリ内検索をかければ、すぐに探しているパスワードが見つけられます。

  • パスワードを探す際に、検索機能を活用する
  • 検索をかける前提で、キーワードごとにパスワード管理する

上記の2点に気をつけると、パスワードを探す手間が大きく減ります。
ぜひ試してみてください。

  1. 帯域の違いが分かるSSIDにする
  2. デバイスにパスワードを保存させる
  3. パスワード管理を工夫する

上記の対策で、バンドステアリングをオフにして生じる手間を減らしましょう。

バンドステアリングが必要な人

ここまで、「バンドステアリングは不要」という個人的な立場から意見を述べてきました。
一方で、バンドステアリング機能を活用すべき人もいるのかな、と思っています。

下記の通り。

  • 手動切り替えが面倒な人
  • 家族と同居している人

手動切り替えが面倒な人

2.4Ghz・5Ghzを手動で切り替えるのが面倒な人は、バンドステアリング機能を活用しましょう。

2.4Ghzも5Ghzも、大して速度変わらないし。
自動切り替えは、ありがたいな。

でしたら、バンドステアリングを使わない手はないですよね。

家族と同居している人

家族と同居している人も、バンドステアリング機能が生きるかもしれません。

突然ですが、きっとあなたは、Wi-FiをはじめとするIT分野に興味をお持ちですよね。
なぜなら、「バンドステアリングは必要かな?」と疑問に思われるくらいですから。

IT方面に明るい「あなた」であれば、「バンドステアリングをオフにして帯域を手動で切り替える」という作業を、容易にこなしてしまうでしょう。

しかし、もしあなたに同居している「ご家族」がいらっしゃったらどうでしょうか?
ご家族の中には、ITに苦手意識を持った人もいるかもしれません。

苦手な人にとっては、

バンドステアリング?SSID?
毎回切り替えるなんて、大変だねぇ…

という感じですよね。

そんな家族にとって、空いている帯域へ自動的に切り替えてくれるバンドステアリングは、非常にありがたいと思います。

手動切り替えが面倒な人、家族と同居している人は、バンドステアリング機能を活用できるのではないでしょうか。

本当にバンドステアリングが必要か考えてみよう

ページの内容をまとめます。

ページのまとめ
  • バンドステアリング機能を、私はオフにしている
    • 使う帯域を自分で選ぶため
    • オフにすると、切り替えの手間が生じる
      • 対策1:帯域の違いが分かるSSIDにする
      • 対策2:デバイスにパスワードを保存する
      • 対策3:パスワード管理を工夫する
  • バンドステアリング活用がオススメな人
    • 手動切り替えが面倒な人
    • ITが苦手な家族と同居している人

バンドステアリング機能について、掘り下げて考えてきました。

バンドステアリング機能は、今の私には不要でした。
しかし状況が変われば、積極的に活用したいとも思っています。

上の関連記事では、Wi-Fiルーターの機能・ビームフォーミングについて取り上げています。
きちんと納得してルーターを購入するために、こちらもチェックしておきましょう。

その機能は本当に必要なのか。
宣伝文句に惑わされず、冷静に考えてみてください。

ルーターや通信速度に不満がある人は、上記のページもチェックしましょう。

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