
Chrome OSをアップデートしてから、Chromebookの調子が悪い。。
それならChrome OSのバージョンを、アップデート前に戻したら良いのでは?
古いバージョンのChrome OSで、Chromebookを使いたい。
こういった悩みに答えます。
- Chrome OSのバージョンを下げる手順が分かります
- 実際の操作画面の画像を見ながら、手順を進められます
この記事を書いている私は、Lenovo Chromebook S330ユーザーです。
2020年12月11日(金)、ポップアップ通知が来たので普段どおりChrome OSをアップデートしたところ、画面が真っ暗になるトラブルに遭遇してしまいました。
詳しい状況は、Chromebookの画面が真っ暗に…【電源つかない?】のページで解説しています。
アップデート後に不具合が生じたので、Chrome OSのバージョンを戻せば直るのではないか、と仮説を立てました。
このページでは、Chrome OSのバージョンを下げる方法をご紹介します。
私と同じ「画面真っ暗」の症状に悩まされている方はもちろん、
- Chrome OSをアップデートしたら不具合が生じるようになった
- 特別な事情から、古いバージョンのChrome OSを使う必要がある
という方の参考になれば幸いです。
バージョンが固定される不安を拭えなかったため、Chromebookの復元を実行しました。
復元のおかげか不明ですが、その後アップデート通知が届き、古いバージョンで固定される事態は回避できました。
またアップデート後は、画面トラブルもありません。
2020年12月17日現在、最新バージョンで問題なくChromebookを利用しています。
安易に実行するものではありませんが、Chromebookの復元を、最終手段として頭の片隅に入れておくと良いと思います。
本日、Chrome OSのバージョンを 87.0.4280.109 から 88.0.4324.109 にアップデートしました。
無事、次のバージョンにも更新できたので、ホッと胸をなでおろしています。
私が直面したトラブル〜解決までについて詳しくは、Chromebookの画面が真っ暗になった時に試したことのページでまとめています。
前置きが長くなってしまい申し訳ありません。
それでは、本題の「Chrome OSのバージョンを下げる方法」をどうぞ。m(_ _)m
Chrome OSのバージョンを下げる方法

Chrome OSを以前のバージョンで利用するには、7ステップを踏む必要があります。
- Chromebookからログアウトする
- ログイン画面で「ctrl + alt + shift + R」を押し、再起動する
- 再起動後、「キャンセル」を押す
- ログイン画面で「ctrl + alt + shift + R」を押す
- もう一度「ctrl + alt + shift + R」を押す
- 「Powerwash を実行して以前のバージョンに戻す」を押す
- 初期設定を行う
なかなか大変ですね。。
深呼吸して、粘り強く取り組んでいきましょう!
1. Chromebookからログアウトする
Chromebookにログインしている場合は、ログアウトしましょう。
「ctrl + shift + Q」を2回押すと、すべてのユーザーがChromebookからログアウトします。
すると、見慣れたログイン画面が表示されます。
2. ログイン画面で「ctrl + alt + shift + R」を押し、再起動する
ログイン画面で、「ctrl + alt + shift + R」を押します。
すると、再起動が必要と促されるので、「再起動」をクリックしましょう。
再起動後、「この Chrome デバイスをリセットします」のウィンドウが表示されます。
3. 再起動後、キャンセルを押す

「この Chrome デバイスをリセットします」の画面で、「キャンセル」を押します(「Powerwash」ではありません!)。
すると、ログイン画面に戻ります。
4. ログイン画面で「ctrl + alt + shift + R」を押す
ログイン画面で、先ほどと同じコマンド「ctrl + alt + shift + R」を押します。
するとまた、先ほどと同じ「この Chrome デバイスをリセットします」のウィンドウが表示されます。
5. もう一度「ctrl + alt + shift + R」を押す
「この Chrome デバイスをリセットします」の画面で、もう一度「ctrl + alt + shift + R」を押します。

すると、先ほどとは微妙に違うウィンドウが表示され、「Powerwash を実行して以前のバージョンに戻す」ボタンが現れます。
6. 「Powerwash を実行して以前のバージョンに戻す」を押す

「Powerwash を実行して以前のバージョンに戻す」ボタンを押し、表示される「Powerwash を実行して以前のバージョンに戻すことを確認」で「続行」を押します。
すると、自動的に再起動されます。
7. 初期設定を行う
再起動後、古いバージョンを利用するためのPowerwashが始まります。

あとは案内にしたがい「ネットワーク設定」「Google利用規約」などの初期設定を進めていけばオッケーです。
お疲れさまでした。
Chrome OSのバージョンを下げる際のポイント

上述の7つの手順をおさらいします。
- Chromebookからログアウトする
- ログイン画面で「ctrl + alt + shift + R」を押し、再起動する
- 再起動後、「キャンセル」を押す
- ログイン画面で「ctrl + alt + shift + R」を押す
- もう一度「ctrl + alt + shift + R」を押す
- 「Powerwash を実行して以前のバージョンに戻す」を押す
- 初期設定を行う
似たような操作が多くてヤヤコシイですよね。。手順のポイントを押さえましょう。
- 「ctrl + alt + shift + R」を入力するのは3回
- 手順3で「キャンセル」を忘れない
「ctrl + alt + shift + R」を押すのは、合計3回です。
このコマンドは、Powerwash(リセット)のために用意されているみたいですね。
一定の条件下で「ctrl + alt + shift + R」を入力すると、「Powerwash を実行して以前のバージョンに戻す」のボタンが表示されるようです。
また、手順3では「キャンセル」を押しましょう。

結局あとから同じウィンドウが表示されるのに、なんで?
と思われるかもしれませんね。
キャンセルを押さずに「ctrl + alt + shift + R」を入力した場合、「Powerwash を実行して以前のバージョンに戻す」のボタンが現れたり現れなかったりと、どうも安定しないんですね。
「何回入力させるんだ…」と嫌気が差してしまいますが、根気強く取り組みましょう。
Chrome OSのバージョンを下げてChromebookを使ってみよう

ということで今回は、古いバージョンの Chrome OS を利用する方法をご紹介しました。
私の不勉強ゆえに、「この方法なら間違いないよ!」「何の心配もいらないよ!」と断言できないことを、心苦しく思います。申し訳ありません。m(_ _)m
ですが、様々な事情から古いバージョンのChrome OSを、リスク承知の上で使いたい人はいるのではないか。
そのように考えて、見切り発車ではありますが、このページを作成しました。
あなたのお役に立てば幸いです。