
Chromebookを使いはじめた。
Windowsと勝手が違うから、なかなか慣れないな。Chromebookでファイルを管理するコツってあるかな?何か、特別なアプリをインストールしないとダメなんだろうか…
こういった疑問に答えます。
- Chromebookのファイル管理はデフォルトのアプリでOK
- Chromebookでファイルを管理するコツ
この記事を書いている私は、Chromebookを400日以上使っています。
Chromebookって、変わったパソコンですよね。
デスクトップにファイルを置けない点は、「パソコン」より「スマホ」に近いなぁ、と思います。
このページでは、Chromebookでファイルを管理する際の「コツ」を共有します。
ファイルをすっきり整理整頓して、ストレスから解放されましょう。
Chromebookのファイル管理アプリはデフォルトでOK

Chromebookのファイル管理は、デフォルトのファイルアプリで十分だと思っています。
Googleドライブにアクセスできるからです。
ファイルアプリはGoogleドライブにアクセスできる
デフォルトのファイルアプリは、Googleドライブ内のファイル・フォルダにアクセスできます。
Chromebook本体⇔Googleドライブ 間で、ファイルを気軽にやり取りできるんですね。またファイルアプリ上の操作で、Googleドライブ内にフォルダを新規作成することも可能です。
わざわざブラウザで、Googleドライブを立ち上げる手間もかかりません。後述する「コツ」を使えば、スムーズにファイル管理を行えます。
以上のように、Chromebookデフォルトのファイルアプリは、なかなか優秀です。うまく活用して、ファイル管理を行いましょう。

ファイルアプリに、Googleドライブが表示されないんだけど…
もしかしたら、Googleドライブとの接続が切断されているかもしれません。次の手順で、ChromebookとGoogleドライブを接続しましょう。
- シェルフの時刻付近をクリック
- 設定(歯車アイコン)をクリック
- 「詳細設定」を開く
- 「ファイル」の「Google ドライブ アカウントを切断する」のスイッチをオフにする

上記のとおり。
「Google ドライブ アカウントを切断する」のスイッチがオンになっていると、ファイルアプリでGoogleドライブが表示されません。

上図は、スイッチをオンにした状態。
Googleドライブの項目が消えています。

こちらが、スイッチ「オフ」の状態。
ちゃんとGoogleドライブが表示されていますね。
ファイルアプリが使いやすくなるので、「Google ドライブ アカウントを切断する」のスイッチは、「オフ」にしましょう。
Chromebookファイル管理のコツ

Chromebookのファイル管理のコツを、4つご紹介します。
- ウィンドウを2つ並べる
- ダウンロード先を変更する
- Googleドライブ内のフォルダをブックマークしておく
- トート機能を使う
順に見ていきます。
1. ウィンドウを2つ並べる
ファイルアプリのウィンドウを2つ並べましょう。
直感的に操作できます。
具体的には、こんな感じ。

左から右へ ”ドラッグ&ドロップ” すれば、ファイル移動が完了します。
分かりやすいですね。
複数のウィンドウを開く方法は、
- ファイルアプリのアイコン上で右クリック
- 「新しいウィンドウ」をクリック
上記のとおり。
開いたウィンドウは、
- alt + [
- alt + ]
上記のショートカット・キーで、左右に並べられます。
ウィンドウを左右に並べて、ファイルをササッと移動しましょう。
2. ダウンロード先を変更する
お好みで、ファイルのダウンロード先を変更しましょう。時短になります。
ネット上から画像などをダウンロードしたとき、デフォルトの設定では、Chromebook本体の「マイファイル > ダウンロード」フォルダに自動保存されます。
この保存先は、自分の好きな場所に変更できます。
Chromebook本体だけでなく、Googleドライブのフォルダも指定可能です。
保存場所の変更手順は、【Chromebook】画像を保存(ダウンロード)する方法で説明しています。保存先を変更したい人はご覧ください。
ただし、ChromebookでAndroidアプリをよく使う人は、一つ注意点があります。
伊藤浩一のモバイルライフ応援団 こちらの情報によると、一部のAndroidアプリから参照できるフォルダは、「マイファイル > ダウンロード」に限られる、とされています。
Chromebookでは、ローカルのファイル管理に制限があり、Androidアプリの中にはダウンロードフォルダしか参照できないものもあるようです。
伊藤浩一のモバイルライフ応援団より引用
上記のとおり。
ChromebookでAndroidアプリのをよく使う人は、ご注意ください。
3. Googleドライブ内のフォルダをブックマークする
Googleドライブ内のフォルダを、Chromeブラウザのブックマークに保存しましょう。
ブックマークを活用するメリットは、下記の2つ。
- 時短になる
- 勝手にファイルが整理される
※僭越ながら、私の例で説明させていただきます。m(_ _)m
Chromebookで「Googleドキュメント」を使う場面をイメージしてください。
新しいドキュメントを作成する場合、通常は「Googleドキュメント」を立ち上げて、右下の「+」アイコン(新しいドキュメントを作成)をクリックしますよね。
しかしこれでは、作成したファイルが、Googleドライブの「マイドライブ」フォルダに自動保存されてしまいます。
毎日新しいドキュメントを作ったら、「マイドライブ」がドキュメントだらけになってしまいますね…。後から任意のフォルダに移動するのも、毎日の作業となると面倒です。
そこで、ブックマークを活用します。
たとえば私は、Googleドライブ内に「マイドライブ > ブログ > ゆとりふるねす > 記事」のフォルダを作っています。そしてその「マイドライブ > ブログ > ゆとりふるねす > 記事」フォルダのページを、Chromeブラウザのブックマークに保存しています。

こうすることで、ブログの記事を執筆するとき、ブックマークから一発で「記事」フォルダにアクセスできます。これが1つ目のメリット「時短になる」ですね。
さらに、記事を執筆(=新しいドキュメントを作成)するときは、ブックマークからアクセスしたGoogleドライブ上で、「新規」→「Googleドキュメント」を開いています。

すると、作成したドキュメントファイルは、自動的に「マイドライブ > ブログ > ゆとりふるねす > 記事」フォルダに保存されるのです。これが、2つ目のメリット「勝手にファイルが整理される」です。
毎日/毎週/毎月のルーティン作業がある人は、Googleドライブのフォルダをブックマークに保存してみてください。ムダな時間がなくなって、ストレスフリーですよ。
4. トート機能を使う
Chromebookのトート機能を使いましょう。よく使うファイルを、カンタンに開けます。
Chromebook(Chrome OS)は、2021年3月に大型アップデートを実施しました。その時に追加された新機能がトートです。トートを活用すると、
- よく使うファイルをすぐに開ける
- 最近撮影したスクショ画像にすぐアクセスできる
上記の使い方ができます。
詳細は、【四次元トート】Chromebookのトートとは?活用法を模索するをご覧ください。実際にトートを使ってみた感想として、某「ふしぎなポッケ」を思い出しました。
以上の小ワザも使いながら、きちんと整理して、ファイルを管理しましょう。
Chromebookのファイル管理方法を模索しよう

ページの内容をまとめます。
- Chromebookデフォルトのファイルアプリは、Googleドライブとファイルをやり取りできる
- Chromebookでファイルを管理するコツ
- ウィンドウを2つ並べる
- alt + [
- alt + ]
- ダウンロード先を変更する
- Googleドライブ内のフォルダをブックマークしておく
- トート機能を使う
- ウィンドウを2つ並べる
- Googleドライブ × ブックマーク は特におすすめ
Chromebookはデスクトップにファイルを置けないので、Windowsと同じ感覚でファイルを管理できません。
しかし、その分シェルフ機能が充実しています。
ご紹介したトートも、シェルフ機能の一つですね。
クラウドストレージ・Googleドライブにも、まだまだ可能性が秘められています。自分なりの使い方を模索しながら、Chromebookで効率よくファイルを管理しましょう。