
Chromebookのログインで、毎回パスワードを入力するのが地味に面倒だ。。どうにかして、Chromebookログイン時のパスワードを省略できないかな?
こういった疑問に答えます。
- Chromebookログイン時のパスワード入力を省略する方法
- パスワード省略時の注意点
この記事を書いている私は、Chromebook使用歴1年です。
毎日Chromebookを使っていると、だんだんログイン時のパスワード入力が面倒になってきますよね。セキュリティで仕方ないのは分かるけど、できればカンタンにログインしたい…。
そんなときは、Smart Lockの機能が便利です。
Smart LockはChromebookの標準機能で、ちょっと設定するだけでログイン時のパスワード入力を省略できるようになります。必要なのは、AndroidスマホのBluetooth機能だけ。
Chromebookを開いて指の運動をする毎日は、今日で終わりにしましょう。
ChromeOS バージョン: 103.0.5060.64 から、Smart Lockによるログインはできなくなりました。

すでに当記事の内容は ”過去の古い情報” となってしまいましたが、ChromeOS進歩の記録として残しておきます。m(_ _)m
Chromebookのログインパスワードを省略する”Smart Lock”の設定

Chromebookログイン時のパスワード入力を省略する”Smart Lock”の設定手順は、下記のとおり。
- シェルフの時刻付近をクリック
- 設定(歯車アイコン)をクリック
- 「接続済みのデバイス」から、連携するAndroidスマホをクリック
- Smart Lockの「▶」をクリック
- スイッチをオンにして「停止中」→「有効」に変更(要パスワード入力)
- 「デバイスのロックを解除して Google アカウントにログインする」をチェック(要パスワード入力)

以上で、Smart Lockを利用する準備が整いました。あとはAndroidスマホのBluetoothをオンにして、Chromebookのログイン画面で待機すればオッケーです。
早速、Smart Lockを試してみましょう。
ctrl + shift + Q を2回押して、Chromebookからログアウトします(ログアウト前に、必要なデータは保存してくださいね)。
ctrl + shift + Q を2回押すと、Chromebookのログイン画面に移ります。
ログインパスワードの入力欄に、錠前のアイコンが追加されているかと思います。スマホのBluetoothがオフの状態だと、錠前アイコンは黄色で、ロックがかかった描写です。

上図のとおり。
錠前が黄色の状態では、Smart Lockを利用できません。
スマホのBluetoothをオンにすると、錠前アイコンが青色になり、ロックが外れた描写に変わります。

上図のとおり(分かりにくくてすみません)。
錠前が青色になれば、アカウントアイコン(プロフィール画像)をワンクリックするだけで、Chromebookにログインできます。
Smart Lock、便利ですね。
なおChromebook側のBluetoothは、ログイン時のみ自動的にオンになります。普段ChromebookのBluetoothをオフにしている人も、何か設定する必要はありません。
Smart Lock利用時の注意点として、下記の3点が挙げられます。
- Bluetoothによってスマホのバッテリーを消耗しがち
- Androidスマホのメインユーザーでなければならない
- 画面ロック解除時は、要Bluetoothオン
1. Bluetoothによってスマホのバッテリーを消耗しがち
Bluetoothをオンにすると、スマホのバッテリー消耗が激しくなります。
Smart Lock用にスマホのBluetoothをオンにしたら、その後オフに切り替えるのを忘れがちです(実体験)。スマホのバッテリーがすぐに減ってしまう人は、こまめにBluetoothをオフにするクセをつけましょう。
2. Androidスマホのメインユーザーでなければならない
Smart Lockを利用できるのは、Androidスマホのメインユーザー(所有者)に限られます。

上図は、Androidスマホの「追加ユーザーの」Bluetoothをオンにして、Smart Lockを試したときのエラーメッセージです。

Smart Lockでログインできない…
と、お悩みの方。
もしあなたがAndroidスマホのマルチユーザー機能を使っているのであれば、オンにしているBluetoothがメインユーザー(所有者)のものか、一度チェックしてみてください。
3. 画面ロック解除時は、要Bluetoothオン
画面ロック解除の際は、あらかじめChromebook側でもBluetoothをオンにしておかないと、Smart Lockを利用できません。
画面ロックは、Chromebookを5分ほど放置したときに再ログインさせる機能です。
画面ロックがかかった状態からChromebookにログインする場合は、通常のログイン時と挙動が異なります。
Chromebook側のBluetoothがオフのまま画面ロックがかかると、次のエラーメッセージが表示されます。

画面ロック解除時にもSmart Lockを使いたい人は、常にChromebookのBluetoothをオンにしておきましょう。

でもBluetoothをオンにすると、Chromebookのバッテリー消耗が気になるんだよなぁ…
そうなんですよね。
私も1日中Chromebookを使うので、Chromebookのバッテリーには気を使っています。
バッテリーが気になるのなら、ムリにBluetoothをオンにしなくても良いでしょう。

うーん…
でもやっぱり、毎回パスワードを入力するのも面倒だし…
では、「PINコード入力」の活用はいかがでしょうか?
画面ロックは、PINコードで解除できます。
PINコードは数字だけなので、Googleアカウントのパスワードよりも入力に手間がかかりません。
「効率化」と「バッテリー消費」を天秤にかけながら、使いやすい方法を探してみてください。
Chromebookの使用をログインから見直してみよう

実は私、Chromebook購入直後はSmart Lockをオンにしていたものの、すぐに利用をやめてしまいました。理由は、当時のChrome OSにおけるSmart Lock機能に、不具合があったからです。
今回およそ1年ぶりにSmart Lock機能をオンにしたら、以前よりも格段に使いやすくなっていました。Chromebookを使っていると、こうした発展過程も味わえて楽しいですね。
たとえ1日10秒の差でも、1ヶ月、1年単位で考えるとまとまった時間になります。限りある時間を、有効活用していきましょう。
なお、Chromebook作業の生産性を上げるには、
- 外付けキーボード
- 外付けディスプレイ
の活用も効果的です。
以下の記事では、私が使用しているキーボード・ディスプレイの魅力に触れています。
あわせてチェックして、Chromebookのポテンシャルをさらに引き出してください。
それでは、楽しいChromebookライフを!