
へー、ChromebookってPINを設定できるんだ
ラクそうだから設定しておきたいな
ChromebookにPINを設定する方法を知りたい!
こういった疑問に答えます。
- Chromebookの「パスワード」と「PIN」について
- PINコードの設定手順
- ChromebookでPINを利用する際の注意点
ChromebookにPINコードを設定する

ChromebookにPINコードを設定しましょう。
ロック解除の手間が減り、セキュリティを高められます。
Chromebookの「パスワード」と「PIN」
ChromebookのパスワードとPINについて、一度おさらいしましょう。
初期状態では、ChromebookにPINは設定されていません。画面ロック解除のためには、パスワードを入力する必要があります。
このパスワードとは、Googleアカウントのパスワードを指しています。
いまやGoogleアカウントは、個人情報のカタマリ。Googleアカウントが他人の手に渡るだけで、あなたの「あんなこと」や「こんなこと」まで分かってしまいます。
そんな大切なGoogleアカウントだからこそ、パスワードはなるべく強力にしたいですよね。なかには、ランダム生成された英数記号を、Googleアカウントのパスワードにしている人もいるかもしれません。
Googleアカウントのパスワードを複雑にするほど、Chromebookの画面ロック解除にかかる手間は増えてしまいます。そんな時、ここで紹介するPINコード設定が便利なんです。
PINは、”Personal Identification Number”の略。つまり、暗証番号ですね。
番号なので、数字だけで構成されています。
このPINは、デバイスごとに紐付けられます。
なので、仮にPINコードが第三者にバレてしまっても大丈夫。第三者は別のデバイスから、PINコードが漏れたデバイスにアクセスできないのです(もちろん、そのデバイスを使えば侵入されてしまいますよ!)。

PINは数字だけなのに、なんでセキュリティが高まるの?
と不思議かもしれませんが、パスワード入力の機会を減らすことで、パスワードの流出を予防しているんですね。
ということで、日々の不便を解消し、セキュリティを高めるため、実際にChromebookにPINコードを設定していきましょう。
ChromebookにPINコードを設定する手順
ChromebookでPINコードを設定する手順は、下記のとおり。
- シェルフの時刻付近をクリック
- 「設定(歯車アイコン)」をクリック
- 「ユーザー」→「画面ロック」をクリック
- Googleアカウントのパスワードを入力
- 「PIN またはパスワード」にチェックを入れて「PINを設定」をクリック
- PINを入力(2回)

さらに「PINを入力して自動的にロックを解除する」を有効にすると、PINコードを入力した後にenterキーを押す手間も省けます。

有効にしておけばスッと作業を再開できるので、便利ですよ。
ただ、注意点もあります。
「PINを入力して自動的にロックを解除する」を有効にすると、入力画面でPINのケタ数が分かってしまうんです。

上図のとおり。
私のPINコードが8ケタと、バレてしまいましたね。。
「PINを入力して自動的にロックを解除する」が無効であれば、他人にPINのケタ数が知られることはありません。

無効にしている場合の画面。
有効の場合と、ビミョーに表示が違います。
細かな点ですが、セキュリティを重視する人は気をつけてください。
PINコードを変更したいときは、先ほどと同じ設定ページに行って「PINを変更」をクリックすればオッケーです。

PINコードを活用して、安全かつ快適にChromebookを使いましょう。
Chromebookに設定したPINコードはログインにも使える?

設定したPINコード。
画面ロックの解除に使えるものの、起動時のログインにも使えるとは限りません。
そもそも画面ロックとは、Chromebookがスリープした後にかかるロック機能のこと。PINが活躍する場面は、スリープ復帰時がメインになります。
画面をロックする前にロック解除用の PIN を作成できます。(中略)一部の Chromebook では、パスワードの代わりに PIN を使用してログインすることもできます。
画面をロックする、またはロックを解除する – Chromebook ヘルプ より引用
上記は、Google公式のChromebookヘルプページの引用です。
Googleさん自ら、「ロック解除」と「ログイン」の言葉を使い分けていますね。ここから、起動時のログインにPINを利用できるのは、限られた一部のChromebookのみだと推測されます。
「画面ロック解除」も「ログイン」も同じだと思ってしまいますよね…ややこしい(-_-;)
起動時のログインに、PINを利用できる機種・できない機種があるんですね。
ちなみに、私が使用しているLenovo Chromebook S330は、起動時ログインにPINを使えませんでした。PINが働くのは、画面ロック解除時だけです。
Lenovo Chromebook S330で起動時ログインにPINを入力すると、次のエラーメッセージが表示されます。


ここで懲りずに何度もPINを入力し、間違えつづけると、Chromebookさんに

君、ホントに本人かい?
と、疑われます。
そして、Googleアカウントへの再ログインおよび二段階認証を求められます。
Chromebookさんを怒らせないようにしましょう。
またQ&Aサイト・教えて!goo には、次の記述がありました。
機種の違いかOSバージョンの違いか判りませんが違いがあるのかもしれませんね、(中略)
起動時も、スリープから復帰時も同じパスワードかPINのどちらかを求める画面でPINでもロック解除できます。
機種はASUSのChromebook C101PAです。
chromebookのパスワード入力 | 教えて!goo より引用
この情報によれば、ASUSのChromebook C101PAは、起動時にPINでログインできるみたいですね。裏山。
起動時のログインについては、PIN入力に非対応のChromebookもあることに注意しましょう。
PINコードを設定してChromebookを活用しよう

ページの内容をまとめます。
- Chromebookは「パスワード」や「PIN」で保護される
- PINを設定すれば、安全性が高まり時短になる
- Chromebookには、「画面ロック解除」だけにPINを使える機種と、「画面ロック解除・起動時ログイン」の両方にPINを使える機種がある
個人的には、使用中のChromebookで「起動時のログイン」にPINを利用できなくて残念でした。けれど「スリープからの復帰」でスムーズに作業に戻れるようになるので、やっぱり設定しておくと便利ですね。(-人- )
なお、Chromebook作業の生産性を高めるには、
- 外付けキーボード
- 外付けディスプレイ
これら外付け機器の活用も効果的です。
以下の記事では、私が使用しているキーボード・ディスプレイの魅力に触れています。
あわせてチェックして、Chromebookのポテンシャルをさらに引き出してください。
それでは、楽しいChromebookライフを!