
Chromebookにも慣れてきた。Chromebookがスリープするまでの時間を変えたいんだけど…できないの?Chromebookのスリープ関連で、オススメの設定を知りたいな。
こういった疑問に答えます。
- Chromebookをすぐにスリープする方法
- Chromebookをスリープ「させない」方法
Chromebookはスリープまでの時間を設定できない

残念ながらChromebookには、スリープまでの時間を調整する設定項目がありません(2021年3月12日現在)。
Chromebookのスリープまわりの設定項目は、下図のとおり。

「アイドル状態のとき」「ディスプレイを閉じたとき」に関する設定項目はあるものの、「時間」の項目はありませんね。。

それじゃあ、どのくらい時間が経ったらスリープするの?
Google公式のChromebookヘルプページに、次の記述があります。
電源に接続している場合: 8 分後に画面がオフになり、30 分後に Chromebook がスリープ状態になります。
画面をロックする、またはロックを解除する – Chromebook ヘルプ より引用
電源に接続されていない場合: 6 分後に画面がオフになり、10 分後に Chromebook がスリープ状態になります。
10分または30分、Chromebookを放置するとスリープモードに入るようです。
実際にストップウォッチで計測したところ、画面がオフになったのは、電源につないでいない状態で放置してから9分45秒後でした(スリープモードに入るタイミングは不明)。
繰り返しになりますが、Chromebookにはスリープまでの時間を調整する機能がありません。ちょっと残念ですね。

そっかー
思い立ったらすぐにスリープさせたいんだけどな…
Chromebookを直ちにスリープにする方法なら、あります。
2通りありまして、下記のとおりです。
- キーボード・ショートカット
- ディスプレイを閉じる
順に見ていきます。
1. キーボード・ショートカット
次のキーボード・ショートカットで、Chromebookをスリープにできます。
shift + Everything Button + L

Everything Button とは、虫眼鏡アイコンの検索キーのこと。

これですね。
機種によっては虫眼鏡アイコンではなく、丸アイコン(ランチャーマーク)が印字されているかもしれません。
なおChromebookのキーボード・ショートカット一覧は「ctrl + alt + /」を入力すれば、カンタンに確認できますよ。
さらに、スリープ中に画面ロックをかけたい人は、次の設定もしておきましょう。
- シェルフの時刻付近をクリック
- 「設定(歯車アイコン)」をクリック
- 「ユーザー」の「画面ロック」をクリック
- Googleアカウントのパスワードを入力
- 「スリープから復帰するときにロック画面を表示する」をオンにする
ふとスリープしたいとき、shift + Everything Button + L のショートカットは便利ですね。
ただ、このやり方では、ロック中の画面にアカウント名が表示されてしまいます。カフェでちょっと席を立つ間に、自分のGoogleアカウントが周りに漏れるのは…イヤですよね。
Chromebookをすぐにスリープしたいときは、次の「ディスプレイを閉じる」方法が確実かなと思います。
2. ディスプレイを閉じる
ディスプレイ(天板)を閉じれば、Chromebookをスリープ状態にできます。

え?
閉じてもスリープにならないよ?
ディスプレイを閉じてもChromebookがスリープしない場合は、次の手順で設定しましょう。
- シェルフの時刻付近をクリック
- 「設定(歯車アイコン)」をクリック
- 「デバイス」の「電源」をクリック
- 「ディスプレイを閉じたときにスリープ状態にする」をオンにする
これなら周りにGoogleアカウントもバレないので、安心です。
外でChromebookをスリープしたいときは、ディスプレイを閉じるようにしましょう。
Chromebookをスリープさせない方法


うーん…
実は、Chromebookをスリープさせたくない時もあるんだよね。ずっと画面をつけたままにするには、特殊なアプリとか必要なのかな?
Chromebookをスリープさせたくない時は、Chromebookの本体設定を変更すればオッケーです。拡張機能などを入れる必要はありません。
Chromebookをスリープさせない設定手順は、下記のとおり。
- シェルフの時刻付近をクリック
- 「設定(歯車アイコン)」をクリック
- 「デバイス」の「電源」をクリック
- 「アイドル状態のとき」の項目を「画面をオフにする」または「画面をオンのままにする」に変更する

「画面をオンのままにする」に変えれば、ずっと画面をつけた状態にできるんだね!
ところで、「画面をオフにする」の存在意義ってなに?スリープモードと変わらないと思うんだけど…
たしかに「スリープモード」も「画面オフ」も、ほとんど同じですよね。
1年以上Chromebookを使ってきて、「スリープモード」と「画面オフ」には次の違いがあるかなと思います。
- 画面オフの方が、バッテリー消耗が激しい
- スリープモードにすると、一時的にWi-Fiが切れる
- スリープモードにすると、「コイル鳴き」が発生する(レアケース?)
スリープモードでのバッテリーの減り具合を、簡単に検証しました。
8時55分にバッテリー残量100%の状態から、スリープモードでしばらく放置。13時05分のバッテリー残量は、97%になりました。4時間15分で、3%減。バッテリー消費量は、1時間あたり1%未満(およそ0.7%)ですね。
最後の「コイル鳴き」についても補足。
「コイル鳴き」とは、パソコンなどの電子機器が発する甲高いノイズです。
私は Lenovo Chromebook S330 を愛用しています。使いやすくて満足しているのですが、購入直後から キーーーン という「コイル鳴き」に、ずっと悩まされています。
具体的には、画面が暗くなってWi-Fiが切れる(つまり、スリープモードになる)と、キーーーン が始まります。
Lenovo Chromebook S330 の問題か、あるいは購入した製品の当たりが悪かったのかは、分かりません。現実問題として「コイル鳴き」がツライので、「スリープモード」ではなく、「画面オフ」に設定することで対処しています。
レアケースかもしれませんが「画面をオフにする」の設定項目は、個人的にありがたいです。(-人- )

へー
「スリープモード」と「画面オフ」には、ビミョーに違いがあるんだね。Chromebookが使いやすくなるように、これから少しずつ設定してみるよ!
「時間」以外の、Chromebookでできるスリープ設定をしよう

ページの内容をまとめます。
- Chromebookはスリープするまでの時間を設定できない
- Chromebookをすぐにスリープする方法
- shift + Everything Button + L
- ディスプレイを閉じる
- Chromebookの本体設定からスリープ「させない」こともできる
Chromebookに慣れてきたら、少しずつ細かな設定にも意識が向くようになります。
スリープ設定でバッテリーやセキュリティの不安を取り除き、Chromebookの作業に集中できる環境を整えましょう。