
Chromebookで右クリックできない。
マウスがないと右クリックできないの?
…それとも不良品?(泣)
Chromebookのタッチパッドで右クリックする方法は、下記のどちらかです。
- 二本指タップ
- alt + タップ
ただ、この2つのやり方のうち、個人的にオススメなのは断然「二本指タップ」です。その理由は、alt + タップだと両手を使わなければならないから。
「小指で alt を押さえながら親指でタッチパッドをタップ」もできなくはないですが…指がつりますよね(苦笑)。二本指タップなら、片手で自然にポンッとできます。
Chromebookの右クリックは、二本指タップで行うクセをつけましょう。
このようにChromebookには、独特なタッチパッド・ジェスチャーが数多く存在します。そして、それらのジェスチャーを使いこなすには、何よりも知っていることが最重要です。
どれも直感的でカンタンなので、知らないとそれだけでソンですよ。ここで右クリック以外のタッチパッド・ジェスチャーも覚えてしまい、Chromebookの作業効率を向上させましょう。
Chromebook使用歴400日以上の筆者が、便利なタッチパッド・ジェスチャーを厳選してご紹介します。
- Chromebookタッチパッドのジェスチャー
- Chromebookタッチパッドの詳細設定
Chromebook右クリック以外のタッチパッド・ジェスチャー

Chromebookのタッチパッドをマスターしましょう。
Chromebookの便利なジェスチャーを、厳選してご紹介します。
- 履歴の前のページに戻る
- 履歴の次のページに進む
- すべてのウィンドウを表示する
- 新しいタブ「で」開く
- タブを閉じる
- タブを切り替える
順に見ていきます。
履歴の前のページに戻る
履歴の前のページに戻りたいときは、2本指で左にスワイプしましょう。

タッチパッドの代わりに、キーボードの戻るキーを使っても良いですね。

タッチパッドでもキーボードでも、ブラウザ左上の「戻るボタン」までカーソルを持っていく必要がないので、時短になってありがたいです。
履歴の次のページに進む
履歴の次のページに進む場合は、2本指で右にスワイプします。「戻る」の反対ですね。

同様にキーボードの進むキーでも、次のページに進みます。

すべてのウィンドウを表示する
開いているすべてのウィンドウを一覧表示したいときは、3本指で上にスワイプします。

このジェスチャーをすると、「概要モード」と呼ばれる俯瞰画面が表示されます(下図)。ウィンドウをたくさん開いているとき、目的のウィンドウに一発でたどりつけて便利です。

また、キーボードのウィンドウ表示キーでも、同様のアクションになります。

新しいタブ「で」開く
リンク先を新しいタブで開きたいときは、リンクを3本指でタップします。

「リンクを右クリック → ”新しいChromeタブでリンクを開く”を選択する」という手間がなくなるので、便利ですね。
タブを閉じる
タブを閉じたいときは、閉じたいタブにカーソルを合わせて3本指でタップします。

こちらのジェスチャーもキーボード・ショートカットが用意されており、 ctrl + w でタブを閉じることができます。

個人的には、左手でササッとできる ctrl + w を多用しています。
3本指タップだと、カーソルをブラウザ左上のタブまで持っていかなければならず、面倒なので。
タブ切り替え:3本指で左右にスワイプ
タブを切り替えたいときは、3本指で左右にスワイプします。

これ、タブを開きまくる私には非常にありがたい機能です。(^_^)
スワイプ中にタブがほのかに光る点も、直感的でわかりやすいですね。
以上のジェスチャーをまとめます。
履歴の前のページに戻る | 2本指で左にスワイプ | 戻るキー |
履歴の次のページに進む | 2本指で右にスワイプ | 進むキー |
すべてのウィンドウを表示する | 3本指で上にスワイプ | すべてのウィンドウを表示キー |
新しいタブ「で」開く | リンクを3本指でタップ | – |
タブを閉じる | タブを3本指でタップ | ctrl + w |
タブを切り替える | 3本指で左右にスワイプ | – |
ぜひ、日々の作業に取り入れてみてください。
つづいて、タッチパッドの設定項目をチェックしましょう。タッチパッドの設定をカスタマイズすることで、Chromebookがさらに使いやすくなります。
Chromebookタッチパッド|設定編

ここからは、タッチパッドの設定について見ていきます。
タッチパッドの設定を変更する手順や無効化の方法、タッチパッドが反応しない場合などをチェックしましょう。
タッチパッドの設定を変更する
タッチパッド設定の変更手順は、下記のとおりです。
- シェルフの時刻付近をクリック
- 「設定(歯車アイコン)」をクリック
- 「デバイス→ マウスとタッチパッド」をクリック

設定画面のうち「クリック」「ドラッグ」「タッチパッドの速度」は、なんとなく分かりますよね。
ここではタッチパッド アクセラレーションと逆スクロールについて、簡単に説明します。
タッチパッド アクセラレーション
タッチパッド アクセラレーションは、タッチパッド上を滑らせる指の速さによって、カーソルが動く距離を変化させる機能です。
タッチパッド アクセラレーションをオンにすると、指を素早く滑らせたときに、カーソルの移動距離も大きくなります。
オフのままだと、「指の速さ」と「ポインタの移動距離」は無関係です。
個人的には、タッチパッド アクセラレーションはオンにしています。より直感的な操作が可能となり、使っていて気持ちいいので。
逆スクロール
逆スクロールは、画面をスクロールする際の挙動に関する設定です。
逆スクロールがオフの状態だと、タッチパッドを2本指で下にスワイプした場合に、ページの下にスクロールします。
逆スクロールをオンにすると、タッチパッドを下にスワイプしたときに、ページの上にスクロールするようになります。さらに、左右にスワイプさせたときの挙動も、通常と逆になります。
指と画面がシンクロする感覚が気持ちいいので、私はオフで使っています。
どちらも試してみて、ご自身の感覚に合う方をお選びください。
タッチパッドを無効にする
デフォルトの設定ではタッチパッドは有効、つまり使える状態になっています。でも、

マウスで十分だから、タッチパッドは無効にしたいな
なんて思うこともありますよね。
そんなときは、次の手順でタッチパッドを無効に変更できます。
1.chrome://flags/#ash-debug-shortcuts を開く
2.Debugging keyboard shortcuts の項目を Disabled から Enabled に変更
3.Chromebookを再起動

4.再起動後、「虫眼鏡 + shift + p」を押すとタッチパッドが無効化される。
再び有効化したい場合は、もう一度「虫眼鏡 + shift + p」を押す。
タッチパッド機能を無効にしたい方は、参考にしてください。
Chromebookのタッチパッドが反応しないとき
最後に、Chromebookのタッチパッドが動かない・反応しない際の対処法について。
- Chromebookを再起動する
- 再起動しても改善しない場合は、
Chromebookヘルプ「タッチパッドに関する問題を解決する」を参考に、対処する
なにか不具合が起きたとしても、再起動すれば直ることが多いかなと感じます。もし再起動しても改善しなかった場合は、Google公式のChromebookヘルプページを参考に対処してください。
“右クリック”などChromebookのタッチパッドを使い倒そう

Chromebookを買った直後は、「右クリックできない!」などの戸惑いもあるかと思います。
ですが、覚えてしまえばこっちのもの。一度Chromebookの合理的な設計に慣れると、他のOSが使いにくく感じるくらいですよ。
タッチパッド・ジェスチャーをマスターして、Chromebookをバリバリ使い倒していきましょう。