
Chromebookでユーザー辞書を使う手順を知りたい。
作業を効率化するための、ユーザー辞書の使い方のポイントってあるのかな?
こういった疑問に答えます。
- Chromebookでユーザー辞書に単語を登録する手順
- 単語登録のコツ・活用例
- ユーザー辞書を使う際の注意点
この記事を書いている私は、Chromebook歴1年です。
数えたところ、1年間で125個のワードをユーザー辞書に登録していました。
ちなみに、この記事を書くにあたって、またいくつか増えています。
もはやユーザー辞書なしの作業は考えられない私が、Chromebookでユーザー辞書を最大限活用するためのポイントをご紹介します。
はじめに、単語登録の手順から確認しましょう。
Chromebookのユーザー辞書に単語登録する手順

Chromebookでは下記の7手順で、ユーザー辞書に単語登録を行います。
- キーボードの「虫眼鏡キー」
- 「設定」
- 「詳細設定」
- 「入力方法」
- 日本語入力欄の「矢印アイコン」
- 「ユーザー辞書の管理…」
- ユーザー辞書が開く
スクショ画像とともに、説明します。
1. 虫眼鏡キー

キーボード左側の、虫眼鏡マークのキー(検索キー・ランチャーキー)を押します。
2. 設定
アプリ一覧から、歯車アイコンの「設定」をクリック。
3. 詳細設定

Chromebookの設定ウィンドウが開きます。
下にスクロールして「詳細設定」をクリック。
4. 入力方法

言語と入力方法の項目から「入力方法」をクリック。
5. 日本語入力欄の矢印アイコン

日本語入力欄の右側にある、矢印アイコンをクリック。
※私のChromebookは英字キーボードなので、画像では「日本語入力(US キーボード用)」と表示されています。日本語キーボードをお使いの方は、「日本語入力(日本語キーボード用)」と表示されるかと思います。
6. ユーザー辞書の管理

Chromeブラウザで「日本語入力の設定」ウィンドウが開きます。
「ユーザー辞書の管理…」をクリック。
7. ユーザー辞書

お疲れさまでした。ユーザー辞書が開きました。
ここに「よみ」「単語」を登録して、ユーザー辞書を活用していきましょう。
Chromebookのユーザー辞書を活用するコツ

ユーザー辞書に単語を登録するコツをご紹介します。
「今さら聞くまでもないよ」という方も、よかったらお付き合いください。m(_ _)m
ユーザー辞書を使うとき、私は次の3点を意識しています。
- 全角ローマ字で登録する
- 最初にひらめいた略語を使う
- 迷ったら複数、登録する
順に見ていきますね。
全角ローマ字で登録する
「よみ」に入力するワードは、全角ローマ字で入力しましょう。
テンポよく文章を作成できます。
例えば「Chromebook」の単語を素早く出力したいとき、「よみ」にわざわざ「くろーむぶっく」と登録する必要はありません。キーボードを12回も叩いていて、ムダが多いです。
「c」でオッケーです。
「c」→「Chromebook」と登録しておけば、「c」「スペース」「enter」の3回叩くだけで、「Chromebook」と出力できます。
極限まで時間を短縮するため、なるべく全角ローマ字で登録しましょう。
最初にひらめいた略語を使う
「よみ」に登録する略語は、直感的にひらめいた言葉を使いましょう。
スムーズに、悩むことなく文章を作成できます。
「Googleスプレッドシート」を単語登録するケースで考えましょう。
「Googleスプレッドシート」を略すとしたら、どんな風に略せるでしょうか?
「GS」「GSS」「GSP」など、様々な略語が考えられますね。
この時、直感的に、最初にひらめいた略語をユーザー辞書に登録しましょう。
最初にひらめいた略語は、後々思い出しやすいからです。
実際の登録ワードは、
「GS」なら「gs」
「GSS」なら「gっs」
「GSP」なら「gsp」
上記のようになります。

あれ?
『Googleスプレッドシート』って、何てワードで登録したっけ…?
と、忘れる事態を回避できて、忘れたとしても思い出しやすい。
ユーザー辞書に登録する略語は、第一感に従いましょう。
迷ったら複数、登録する
登録する略語に迷ったら、複数登録しておきましょう。
安心して文章作成できます。
先ほどと同様、「Googleスプレッドシート」の例で考えます。

あれ?
『Googleスプレッドシート』って、何てワードで登録したっけ…?
と忘れてしまっても、複数の単語を登録しておけば安心です。
つまり「gs」「gっs」「gsp」の3つすべてを、「Googleスプレッドシート」として登録するのです。
仮に忘れてしまっても、その場でいくつも試すことができます。
「一つだけしか登録してはいけない」なんて決まりはありません。
どの略語で登録するか迷ったら、いくつも登録してしまいましょう。
なるべく全角ローマ字で、最初にひらめいた略語を、複数登録する。
辞書登録時の参考になれば幸いです。
ユーザー辞書の具体的な活用例
つづいて、ユーザー辞書の活用例について。
- メールアドレスを登録する
- サービス名を登録する
- 製品名を登録する
- 定型文を登録する
メールアドレスについては、何となく分かるかと思います。
「めーる」→「〇〇〇@gmail.com」などと登録しておけば、文字入力の手間がなくなって便利ですよね。
サービス名とは、例えば「YouTube」や「Rakuten UN-LIMIT V」のことです。
ローマ字の大文字・小文字が混在していたりスペースがあったりしても、辞書登録により一発で変換できます。
製品名の登録も便利です。
例えば私は、「WMC-DLGST2-W」という製品名のWi-Fiルーターを使っています。
ですがこんなローマ字の羅列、とても覚えられません。
そこで「るーたー」→「WMC-DLGST2-W」と登録しました。
こうすることで、このルーターに関する情報をネットで調べる際、役立っています。
最後は定型文。
「お」→「お世話になっております。〇〇株式会社△△部□□です。」と登録すれば、メール返信の業務効率が改善されますね。
「n」→「何卒よろしくお願いいたします。」あたりも使えそうなフレーズです。
こんな感じで、ユーザー辞書をどんどん活用していきましょう。

でもChromebookだと、ユーザー辞書を開くまでが地味に面倒なんだよなぁ…
そうなんですよね。
Chromebookでユーザー辞書に単語を登録するには、先ほどの7つの手順を踏まなければなりません。
これがけっこう面倒で、「まぁ登録しなくてもいいや」という気持ちになってしまいます。
そこで「日本語入力の設定」ページを、ブックマークに登録しておきましょう。

「日本語入力の設定」は、手順6で、ブラウザで開いたページのこと。
このページを、ブックマークバーに保存しましょう。
すると「ctrl + n」でブラウザを開き、すぐに単語登録できるようになります。
ユーザー辞書をガンガン活用できるので、ブックマーク登録はおすすめですよ。
時々エクスポートする
最後に注意点を一つ。
ユーザー辞書は、時々エクスポートしておきましょう。
Chromebookは、気軽にPowerwash(=工場出荷状態に戻すリセット操作)によって本体をリフレッシュできます。
ただ、Powerwashを実行すると、ユーザー辞書のデータは消えてしまいます。
慣れ親しんだオリジナルのユーザー辞書を、再び一から作り直すのは大変です。
特にPowerwashを行う際は、事前にユーザー辞書をエクスポートして、.txtファイルのバックアップを取っておきましょう。

辞書データのエクスポート/インポートの操作は、上図のとおり、ユーザー辞書画面から行えます。
Chromebookでユーザー辞書を活用しよう

ユーザー辞書を活用すれば、作業効率アップはもちろん、文字入力のミスも防げます。
スマホの「Gboard」でも文字入力を効率化したい方は、Gboardに単語登録する方法【インポートの注意点も解説】をどうぞ。m(_ _)m
なお、さらに生産性を追求したい人は、
- 外付けキーボード
- 外付けディスプレイ
を活用しましょう。
以下の記事では、私が使用しているキーボード・ディスプレイの魅力に触れています。
あわせてチェックして、Chromebookのポテンシャルを引き出してください。
それでは、楽しいChromebookライフを!