
Chromebookで文章を書きたい。
音声入力したいけど、ネット情報を見るとChromebookの音声入力は句読点を書けないみたいだ。いつか対応してくれないかな…。
こういった疑問に答えます。
- Chromebook音声入力は句読点・改行に対応済み
- 音声入力のショートカットを作成する手順
- 音声入力に対応している記号
- 音声入力の言語を変更する方法
この記事を書いている私は、Chromebookを400日以上使っています。
2020年3月頃にChromebookで音声入力を試した時は、句読点や改行ができませんでした。その結果、ずっと「Chromebookの音声入力=イマイチ」と思い込んでいました。
ですが、いつの間にかChromebookの音声入力(Google音声入力)が改善されていたようです。
このページでは、Chromebookの音声入力の改善点や、具体的な使い方を見ていきます。
音声入力をマスターして、文章を爆速で仕上げましょう。
Chromebookの音声入力は句読点や改行に対応済み

Chromebookの音声入力が、いつの間にか改善されていました。具体的な改善点は、下記のとおり。
- 句読点(「、」「。」)を出力できる
- 改行できる
- 段落(2行分の改行)を作れる
上記のとおり。
入力方法は、下表をご覧ください。
入力(発音) | 出力(結果) |
---|---|
とうてん | 、 |
くてん/まる | 。 |
あたらしいぎょう | 改行 |
あたらしいだんらく | 段落 (2行分の改行) |
「てん」と発音しても「、」は出力されません。
しっかり「とうてん」と発音しましょう。
「あたらしいだんらく」で段落を作れるところが、ユーザーのニーズを汲み取っていますよね。句読点の音声入力もできなかったのに…Googleさん、おそるべし。(;・∀・)
「Chromebookの音声入力は使いにくい」と見限っていた人も、ぜひお試しください。感動しますよ。笑
不具合?

おおホントだ、改行もできた。
…あれ?改行した後に矢印キーを押しても、動かないぞ!これって不具合?
Chromebookデフォルト(ユーザー補助機能)の音声入力を使って、「改行」や「段落」の操作を行うと、直後にキーボードの矢印キーが効かなくなることがあります。
この問題を解決するには、何でもいいので文字を入力しましょう。
キーボードでも、音声でも構いません。
動かない行に文字を入力すれば、再び矢印キーが使えるようになると思います。
Chromebookデフォルト(ユーザー補助機能)の音声入力を使う際は、要注意です。
次に、音声入力を素早くオンにする方法を見ていきます。
Chromebook音声入力のショートカット

Chromebookで、すぐに音声入力できるようにしましょう。
Chromebookの音声入力には、2つのショートカットが用意されています。
- シェルフにショートカットを設置する
- キーボード・ショートカット
順に見ていきます。
シェルフにショートカットを設置する
音声入力のオン・オフを切り替えるスイッチは、シェルフに設置できます。
音声入力のショートカットは、ユーザー補助機能から呼び出します。下記のとおり。
- シェルフの時刻付近をクリック
- 「ユーザー補助機能」をクリック
- 「音声入力」をクリック
上記のとおり。
するとシェルフに、マイクのアイコンが追加されます。
音声入力をしたい時は、このマイクアイコンをクリックすればOKです。
\ピン!/と音がしたら、話しかけましょう。
ポン…と音がしたら、終了です。
以上のショートカット、便利ですよね。
加えて、キーボード・ショートカットを覚えると、さらに幸せになれます。
キーボード・ショートカット
音声入力のキーボード・ショートカットは、下記のとおり。

Everything Button + D
Everything Button + D を押すと、\ピン!/ の音が鳴ります。先ほどと同じように、Chromebookに話しかけて音声入力しましょう。
「D」は、Dictation(口述) の「D」でしょうか。
「シェルフのマイクをクリック」よりも、キーボード・ショートカットの方が圧倒的にラクですね。
ショートカット機能を活用して、サッと音声入力できる環境を整えましょう。
Googleドキュメントの音声入力について

Googleドキュメントには、専用の音声入力ツールが用意されています。
Googleドキュメントで音声入力する方法は、下記のとおり。
- Googleドキュメントを開く
- ctrl + shift + S
- マイクが赤色になったら準備完了

上記のとおり。もしくは、
- Googleドキュメントを開く
- メニューバーの「ツール」をクリック
- 「音声入力」をクリック
- マイクアイコンをクリック
- マイクが赤色になったら準備完了
上記でもOKです。
検証してみた
音声入力で遊んで検証してみました。
目的は「どう発音すれば、記号を出力できるか」です。
入力(発音) | 出力(記号) |
とうてん | 、 |
くてん/まる | 。 |
はてなマーク/ぎもんふ | ? |
びっくりマーク/かんたんふ | ! |
かぎかっこ | 「 |
かぎかっことじ | 」 |
アスタリスク | * |
アンパサント | & |
アットマーク | @ |
シャープ | # |
プラス | + |
ハイフン | – |
アンダーバー | _ |
イコール | = |
スラッシュ | / |
バックスラッシュ | \ |
コロン | : |
セミコロン | ; |
アポストロフィ | ‘ |
ダブルクォーテーション | “ |
コンマ | , |
チルダ | 〜 |
こめじるし | ※ |
てんてんてん | … |
なかぐろ | ・ |
検証結果は、上表のとおり。
音声入力時の参考になれば幸いです。m(_ _)m
ちなみに検証中、Googleドキュメントのファイルが読み込めなくなる不具合に遭遇しました。


音声入力の影響かは不明です。
とまぁ不具合にも遭遇しましたが、よく使う記号は、音声入力用の発音も覚えておくと便利ですよ。
言語の切り替え

言語を切り替えたいんだけど…
英語を話しても、カタカナになっちゃって困るなぁ
Googleドキュメントの音声入力の言語を変更する手順は、下記のとおりです。
- マイクアイコン上の「日本語 ▼」をクリック
- 入力言語を選択
上記のとおり。
もっと詳しく知りたい人は、実際にGoogleドキュメントを立ち上げて、音声入力ヘルプをご覧ください。
マイクアイコンにカーソルを合わせると、右下に「?」が表示されます。この「?」をクリックすると、音声入力のヘルプを閲覧できますよ。
長文を執筆するときは、Googleドキュメントの音声入力を活用しましょう。
Chromebookの音声入力でスピーディに文章を作ろう

ページのポイントをまとめます。
- Chromebookで音声入力する方法は、主に2つ
- デフォルト(ユーザー補助機能)の音声入力
- Googleドキュメントの音声入力
- キーボード・ショートカット
- デフォルトの音声入力:Everything Button + D
- Googleドキュメントの音声入力:ctrl + shift + S
- 2021年4月8日現在、少し不具合も見られる。
入力(発音) | 出力(結果) |
とうてん | 、 |
くてん/まる | 。 |
あたらしいぎょう | 改行 |
あたらしいだんらく | 段落 (2行分の改行) |
認識精度の高さに定評のある、Googleの音声入力。
いつの間にか「、」「。」に対応していました。
さらに、「改行」や「段落」など、カユイところに手が届く親切設計です。
いくつか不具合も見られましたが、音声入力ツールの有力な候補になるのではないでしょうか。
Chromebookは、文章作成に適したデバイスです。
音声入力を活用しながら、文章作成効率を上げていきましょう。
なお、文章作成の生産性をさらに高めるには、
- 外付けキーボード
- 外付けディスプレイ
の活用も効果的です。
以下の記事では、私が使用しているキーボード・ディスプレイの魅力に触れています。
あわせてチェックして、Chromebookのポテンシャルを引き出してください。
それでは、快適なChromebookライフを!