【悲報】CloudReady・Windows10はデュアルブートできません

Windows10の環境を残したまま、CloudReadyを使いたい。
デュアルブートって言うんだっけ?
どうすれば、CloudReady・Windows10を同時に動かせるんだろう?

こういった疑問に答えます。

このページの内容
  • CloudReadyとWindows10がデュアルブートできない現状を説明します
  • デュアルブートの代替案を提示します

このページの情報は、2020年11月24日現在のものです。

スポンサーリンク

CloudReadyはWindows10とデュアルブートできない

2020年11月24日現在、CloudReadyはWindows10とデュアルブートできません。

2017年のWindows10アップデートによって、Windows10・CloudReady間で干渉を起こすようになりました。
それを受けてCloudReadyの提供元・Neverware社が、デュアルブートに対するサポートを打ち切ったためです。

以下、Neverware社の公式サイトより引用します。

Due to major technical issue and consistent lack of commercial demand, Neverware ended support for dual-booting CloudReady in June 2018. We have no plans to revisit this feature at this time.

主要な技術的問題と一貫した商業需要の欠如により、Neverwareは2018年6月にデュアルブートCloudReadyのサポートを終了しました。現時点でこの機能を再検討する予定はありません。

Neverware Install Guide “Technical Details”より引用

In December it became clear that some Windows 10 updates were breaking CloudReady on dualboot machines. When this happens, users are left without a way to fix or even reinstall CloudReady, forcing a choice between keeping CloudReady functional and installing critical Windows updates. Tension like this is ultimately incompatible with CloudReady’s value, and has cemented our decision to sunset dualboot functionality this year.

(2017年)12月に、一部のWindows10アップデートがデュアルブートマシンでCloudReadyを破壊していることが明らかになりました。これにより、ユーザーはCloudReadyを修正または再インストールする方法がなくなり、CloudReadyの機能を維持するか重要なWindowsUpdateをインストールするかを選択せざるを得なくなります。このような緊張は、最終的にCloudReadyの価値と両立せず、2018年、デュアルブート機能を廃止するという決定を固めました。

Neverware “Dualboot – A Long Goodbye”より引用

流れをカンタンにまとめます。

元々Neverware社は、CloudReady・Windows10のデュアルブートを公式に認め、サポートしていました。
しかし2017年のWindows10アップデートにより、Windows10・CloudReadyのデュアルブートに問題が生じます。

このトラブルにより、デュアルブート・ユーザーがCloudReadyを使い続けるには、「Windows10のアップデートをしない」選択をしなければならなくなりました。

「CloudReadyか、Windows10か」二者択一を迫られるユーザー。

技術的に改善が見込めないため、Neverware社はデュアルブートのサポートを段階的に廃止します。
そして2018年6月をもって、CloudReady・Windows10のデュアルブートの公式サポートは打ち切られました。

以上の流れから残念ながら、2020年11月現在、CloudReadyとWindows10のデュアルブートはできません。

一方で、Windows10の環境を残しながらCloudReadyを利用することは可能です。

一体どういうことなのか。
まずはデュアルブートの言葉の意味から確認しましょう。

そもそも、デュアルブートとは?

「デュアルブート」とは、1つのディスク(記憶装置)に2つのOSを入れるパソコンの使い方を意味します。
起動時に、いずれかのOSを選択してパソコンを使う方法です。

CloudReadyとWindows10を「デュアルブートできない」現状は、「1つのディスクに(CloudReadyとWindows10の)2つのOSを入れられない」ことを意味しています。

これは言い換えると、「デュアルブート以外」の方法、つまり「1つのディスクに2つのOSを入れる以外」の方法であれば、Windows10の環境を残したままCloudReadyを利用できます。

具体的には、ディスク自体の数を増やせばオッケーです。

ディスクは、記憶装置と考えましょう。
パソコンのディスクと言われてパッと思い浮かぶのは、パソコンに内蔵されているHDD・SSDではないでしょうか。

しかし内蔵HDD・SSD以外にも、ディスクは存在します。

  • フロッピーディスク
  • CD
  • DVD
  • Blu-rayディスク
  • SDカード
  • USBメモリ
  • 外付けHDD・SSDなど

何らかの方法で上記のディスクを2つに増やし、CloudReadyとWindows10を別々のディスクで運用すれば、1つのパソコンで同時に2つのOSを使うことができます。
次に、CloudReady・Windows10の同時利用を可能にする、実践的な手段を見ていきましょう。

デュアルブート以外でCloudReady・Windows10を同時に使う方法

CloudReadyとWindows10を同時に利用する現実的な方法として、下記の2つが挙げられます。

  • USBブート
  • パソコンを追加購入する

USBブート

USBブートによって、Windows10のシステムに干渉せず、同じパソコンでCloudReadyを利用できます。
Windows10はパソコン内蔵ディスク、CloudReadyはUSBデバイスのように、システムの在りかが分けられているからです。

USBブートとは、USBデバイスにCloudReadyのOSを丸ごとインストールして、USBデバイスからパソコンを起動する使い方です。
OSが丸ごとインストールされたUSBデバイスは、「ライブUSB」と呼ばれます。

ここでUSBデバイスとは、スティック型のUSBメモリだけではありません。
USB接続する限り、外付けHDD・外付けSSDも、USBデバイスの一種です。

つまりCloudReadyをインストールするライブUSBには、スティック型USBメモリだけでなく、外付けHDD・SSDも選択肢に含まれることになります。
ただしライブUSBを作成すると、USBデバイス内のデータは全て消去される点に注意しましょう。

USBブートでCloudReadyを起動した場合、パソコンを動かすシステムはUSBデバイスの中に全て格納されています。
スティック1本で気軽に楽しめるので、USBブートは「CloudReadyをちょっと試してみたい」ライトユーザーにオススメです。

一方で、パソコン内蔵ディスクにOSをインストールする場合と比べると、USBブートは処理が不安定になりやすいデメリットも。
またライブUSBの作成作業は、初めての人には面倒かもしれません。

そこで当ブログでは、CloudReadyのライブUSBを作る手順を、詳細に解説しています。
CloudReadyをUSBブートで利用したい人は、下記の記事をご覧ください。
直感的に作成作業に取り組んでいただけるように、スクリーンショット多めで説明しています。

Windows10の環境を残したままCloudReadyを使いたい場合は、USBブートを検討してみましょう。

パソコンを追加購入する

CloudReady・Windows10を同時に利用するため、パソコンを追加購入する方法もあります。
新たに購入したパソコンの内蔵ディスクにCloudReadyをインストールすれば、Windowsパソコン・CloudReadyパソコンの2台体制で、同時に使えます。

いやいや、パソコンを買うって…
そりゃ、そうだろうけど…

腑に落ちないでしょうか?
個人的にはパソコンを追加購入する手段、かなりアリだと思っています。
理由は下記の通り。

  • CloudReadyは低スペックPCでも快適に動くので、パソコン購入費用は安く済む
  • USBブートより動作が安定する
    • パソコン内蔵ディスクにOSをインストールするため
    • USBブートでは、データのやり取りにUSBを経由しなければならないから
  • USBブートの場合、CloudReady⇔Windowsの切り替えの度に再起動するのが面倒

CloudReadyとWindowsを同時に利用するために、パソコンをもう1台買う。
たしかに、ミもフタもない提案だと感じるかもしれません。

しかし一度、先入観を取り払って考えてみてください。
CloudReadyの利用目的にもよりますが、安価・快適さなどのメリットを考えると、パソコン追加購入の選択肢も、突飛な発想とも言い切れないのでは?と思います。

CloudReadyとWindows。デュアルブートできない代替手段として、USBブート、パソコンの追加購入を検討してみましょう。

デュアルブートにこだわらずCloudReadyを楽しもう

ページの内容をまとめます。

ページのまとめ
  • 2020年11月24日現在、CloudReady・Windows10は「デュアルブート」できない
    • 2017年のWindows10アップデートの影響
  • 「デュアルブート」はできない。しかし別の方法であれば、CloudReady・Windows10の同時利用は可能
    • USBブート
    • パソコンの追加購入

残念ながら、CloudReadyとWindows10はデュアルブートできません。

インターネット上には、2020年の今でも「Windows10・CloudReadyはデュアルブートできるよ」との情報が散見されます。
古い情報がそのまま残っていたり、「デュアルブート=USBブート」の前提で書かれていたりするためだと思われます。

「Windowsのデータが全部消えた…」なんて事態が起こらないように、信頼できるサイトから情報収集するようにしてください。
そしてデュアルブートにこだわらず、目的にかなった手段で、CloudReadyとWindows10を使い分けましょう。

タイトルとURLをコピーしました