
外付けモニターを買いたい
よく見かける ”VESAマウント” って何?
”VESA” だとどんなメリットがあって、
どんな点に注意すればいいの?
こういった疑問に答えます。
- VESAマウントの意味
- VESA対応モニターでできること
- VESA対応モニター購入時の注意点
この記事を書いている私は、先日、21.5型のVESA対応モニターを購入しました。

私にとって、初めてのモニター選び。
多くの専門用語に圧倒されて、思ったより疲れました…。
このページでは、モニター情報でよく見かける ”VESA” について説明します。
失敗しないモニター選びのため、VESAの理解を深めましょう。
モニターのVESAマウントとは?

VESAとは、ネジ穴の間隔に関する共通ルールのこと。
ビデオ周辺機器の業界標準化団体「VESA」が定めた、国際的な規格です。
私のモニターで、実際のVESA穴を確認しましょう。

上図のとおり。
”100mm × 100mm” のVESA規格です。
何の変哲もないただの穴ですが…正真正銘、VESA規格に対応しています。
この間隔が重要なんですね。
「穴の間隔を標準化」って、あらためて考えると面白いなぁと。
おかげで製品選びがラクになり、消費者としてありがたい限りです。(-人-)
以上のようにVESAとは、標準的なネジ穴の間隔を意味します。
マウントとは?
次に、マウントについて。英単語 “mount” の意味は、
登る、乗る、またがる、乗せる、(…に)据えつける、装置する、(…に)はる、(…に)はめる、固定する、開催する
Weblio辞書 英和辞典 より引用
上記のとおり。ディスプレイ関連では、
- 据えつける
- はめる
- 固定する
このあたりが当てはまりますね。
以上から ”VESAマウント” は、
標準的なネジ穴の間隔で(機器を)据えつけること
こんな意味合いになります。
ついでに、
- インターフェイス(interface):接点、境界面
- ブラケット(bracket):取りつけ部品
このあたりの用語も押さえれば、モニター関連の情報収集がスムーズになるかと。日本語でおkだよ
まずはVESAマウントの意味を、きちんと理解しましょう。
VESA対応モニターでできること

モニターには、VESA対応製品と、非対応の製品が存在します。
VESA規格に対応していると、どんなメリットがあるのでしょうか?
- モニターアームを取りつけできる
- ミニPCを取りつけできる
順に見ていきましょう。
モニターアームを取りつけできる
モニターがVESA規格に対応していれば、モニターアームを利用できます。
モニターアームとは、
こういう器具ですね。
モニターを持ち上げて固定するための器具です。
モニターアームを使えば、モニターを空中に浮かせて、机の上を広々と活用できます。
また、モニターの位置や角度を微調整できる利点もあります。
クルッと90°回転させれば、縦型モニターに早変わり。
生産性アップ間違いなしです。
なおモニターアームの他に、モニタースタンドという器具も存在します。
モニターアームを設置できないデスク環境の人は、代わりにモニタースタンドを検討しても良いですね。
このようにVESA対応モニターは、便利なモニターアームやモニタースタンドを利用できます。
ミニPCを取りつけできる
VESA規格対応モニターなら、ミニPCも設置できます。
ミニPCとは、
こんなパソコンのこと。
「デスクトップPCのコンパクト版」と捉えると分かりやすいですね。
モニター背面にミニPCを据えつければ、あたかも一体型PC(ALL-IN-ONE PC)のように使用できます。すっきりとした、スタイリッシュなデスク周りも夢じゃありません。
以上のように、VESA対応モニターには、
- モニターアーム/モニタースタンドを取りつけできる
- ミニPCを取り付けできる
こんな使い道があります。
デスク環境の改善に欠かせない、縁の下の力持ちです。
VESA対応モニター購入時の注意点

VESA対応モニターを買う前には、注意すべき点もあります。
- 「モニター側」「設置機器側」の両方がVESA対応かチェックする
- VESAの寸法をチェックする
「モニター側」「設置機器側」の両方がVESA対応かチェックする
VESA規格に対応しているか、「モニター」「設置機器」両方をチェックしましょう。
片方だけ対応しても、意味がありません。
VESA規格に対応したモニターを活用するには、当然、VESA規格に対応した機器(モニターアームやミニPC)が必要になります。
基本的にモニターアームはVESA対応だと思いますが…中にはVESA非対応の製品もあるかもしれません。
モニターもブラケットも、VESA規格に対応しているかチェックしましょう。
VESAの寸法をチェックする
VESA規格の寸法もチェックしましょう。
異なる寸法では、適合しません。
VESA規格のネジ穴の間隔には、
- 75mm × 75mm
- 100mm × 100mm
- 200mm × 200mm
- 200mm × 100mm
など、様々な寸法があります。
これはモニターのサイズ(型・インチ)によって、支えられる重量が異なるためだと思われます。
たとえば、100mm × 100mmのVESA対応モニターを買った場合。
200mm × 200mmのVESA対応モニターアームを買ってしまったら、モニターと寸法が合わないですよね。

せっかくお金を出して買ったのに、
寸法が合わなくて使えなかった…
こうなったら残念すぎです…。
モニターやモニターアームを買う前には、VESA規格の寸法までご確認ください。
VESA対応モニターで利便性を拡張しよう

ページの内容をまとめます。
- ”VESAマウント” とは:国際標準のネジ穴の間隔で据えつけること
- VESA対応モニターでできること
- モニターアーム/モニタースタンドを利用できる
- ミニPCを据えつけられる
- VESA対応モニター購入時の注意点
- 「モニター側」「設置機器側」両方がVESA対応かチェックする
- VESAの寸法までチェックする
国際的なVESA規格によって、消費者の利便性は高まりました。
モニター選びで、何を重視するのか?
どんなデスク周りにしたいのか?
先々を見据えながら、VESA対応・非対応を選択してくださいね。