
家族がYouTube見てるとネットが重くなる…
調べたら、メッシュルーターに変えたら良くなりそう。
でも高い買い物になるから、失敗したくないなぁ。
ここは慎重に、メッシュルーターのデメリットを知りたい。
こういった悩みに答えます。
こんにちは、わいあーるです。
メッシュルーターに変えたおかげで、家族みんな快適にインターネットを楽しんでいます。
けれど私も、メッシュルーターを買う前は「本当に大丈夫なの?」と慎重な姿勢でした。
このページでは、私が半年間メッシュルーターを使って感じたデメリットを中心にお伝えします。
ちなみに使用中のメッシュルーターは、ELECOM「WMC-DLGST2-W」です。
それでは早速、デメリットから見ていきましょう。
メッシュルーターのデメリット

私が半年間メッシュルーターを使って感じたデメリットは、下記の4つです。
- 価格が高い
- 弱い方の電波を拾うことがある
- サテライト側の速度が遅い
- 同じメーカーでしか拡張できない
それでは、順に見ていきましょう。
デメリット1:価格が高い
メッシュルーターのデメリットとして、製品価格が比較的高いことが挙げられます。
これはメッシュルーターが、メッシュWi-Fiシステムという新しい技術を使っているためです。
単にネットにつながればオッケーなら、安いWi-Fiルーターはいくらでもあります。
また「今より高速でネットを使いたい」といった悩みを解決したいのであれば、メッシュルーターを買うよりも安い費用で実現できる可能性は十分にあります。
メッシュルーターの購入には、通常のルーターよりも費用がかかるデメリットがあります。
デメリット2:弱い方の電波を拾うことがある
メッシュルーターを実際に使っていて悩ましいのは、しばしば弱い方の電波を拾う点です。
電波の切替が面倒に感じることがあります。
どういうことかと言うと、メッシュWi-Fiでは2台以上のルーター(親機、サテライト機)を使いますよね。
仮に、サテライト機のすぐ近くでPCを使う場合、サテライト機が発する電波を拾ってくれれば問題ありません。電波強度が強いので。
しかし近くのサテライト機の電波ではなく、遠くに設置してある親機の弱い電波を、PCが拾ってしまうことがあるのです。
こうなると、弱い電波から強い電波に切り替えるため「PCに強い方の電波を拾い直してもらう」というひと手間が発生します。
ちなみにメッシュルーターではなく、通常の中継機を利用する場合でも、この問題は発生するみたいです。
複数の機器を使うが故の問題のようですね。
メッシュルーターが弱い電波を拾うために、面倒な手間が発生する場合があります。
デメリット3:サテライト側の通信速度が遅い
実際にメッシュルーターを使い始めて残念に思ったのは、サテライト機の電波で接続した際の通信速度が、思ったよりも遅かったことです。
原因は、
- 親機とサテライト機に、性能差があるため
- ELECOM「WMC-DLGST2-W」がデュアルバンドで、ルーター間の無線通信だけでてんてこ舞いになっているため
だと思われます。
百聞は一見にしかず。
親機とサテライト機の通信速度の違いは、画像の通りです。

親機:263Mbpsに対し、サテライト機:54Mbpsと、200Mbps以上の開きがありますね。
メッシュWi-Fiシステムでは、サテライト機の通信速度が、親機と比べて遅くなる可能性があります。
デメリット4:同じメーカーでしか拡張できない
あとから手軽に通信範囲を広げられるのがメッシュWi-Fiの利点ですが、異なるメーカーのサテライト機は追加できません。
メーカーごとに、独自のメッシュWi-Fiシステムを採用しているからです。
具体例を挙げると、「バッファローのメッシュWi-Fi親機に、NETGEARのサテライト機を追加する」といったやり方ができないのです。
なお「EasyMesh」という規格に対応する製品であれば、異なるメーカー間でもメッシュWi-Fiネットワークを構築できます。
しかし2020年10月9日現在、EasyMesh対応製品は、あまり市場に出回っていません。
将来的にサテライト機を追加する予定がある場合は、メッシュルーター導入時からメーカー選びに注意しましょう。
デメリットの対処法
以上、メッシュルーターの4つのデメリットを見てきました。
次に4つのデメリットのうち、デメリット2:弱い方の電波を拾うことがある 、デメリット3:サテライト側の通信速度が遅い といった問題に、私がどう対処しているかご紹介します。
自分語りで恐縮ですが、少しだけお付き合いください m(_ _)m
デメリット2:弱い方の電波を拾うことがある に対しては、遠くのメッシュルーターの電波が届かない位置で、PCのWi-Fi接続をオフ→オンするようにしています。
こうすることで、強い方の電波を、PCに拾い直してもらいます。
ぶっちゃけ面倒ですが…まぁ仕方ないです。
デメリット3:サテライト側の通信速度が遅い に関しては、無事解決できました。
どうしたかと言うと、メッシュルーターの親機とサテライト機の間を、無線ではなく有線LANケーブルで接続したのです。
この方法により、サテライト側でも親機と変わらない通信速度を実現できました。

↑画像の通り。これは、
- ELECOM「WMC-DLGST2-W」がイーサネット・バックホールに(多分)対応していた
- 私の自宅がルーター間を有線接続できる環境だった
という2点について、運が良かったのかなと思います。

メッシュWi-Fiネットワークを作りたい。
通信速度もそれなりに出したい。
でも、ルーター間の有線接続はできない…
という人は、お値段が高くなりますが、デュアルバンドではなくトライバンドのメッシュルーターから選んだほうが良いかもしれませんね。
メッシュルーターのメリット

ここまでメッシュルーターのデメリットを挙げてきましたが、もちろんメリットもあります。
下記の通り。
- 接続が安定するようになった
- 接続範囲が広がった
このあたりはメッシュルーターのアピールポイントがそのまま実現している感じで、満足しています。
家族がそれぞれ自分のスマホでYouTube動画を見ても、Wi-Fi接続は安定してネットを楽しめています。
また、今までできなかった2階でWi-Fiを使えるようになったのは、わが家にとって嬉しい変化でした。
同時接続の安定性の向上、Wi-Fi利用可能範囲の拡大は、まごうことなきメッシュルーターのメリットです。
デメリットを理解してメッシュルーターを買いましょう

メッシュルーターは、Wi-Fi環境を改善する新しいテクノロジーの結晶ですが、残念ながらデメリットも存在します。
このページで挙げたデメリットは、もしかしたらELECOM「WMC-DLGST2-W」ならではの問題かもしれません。
あるいは私のPCや、自宅の通信環境が原因の可能性もあります。
それでも、メッシュルーターを実際に使っている身として、購入を検討している人にリアルな声をお届けできればと思い、記事を作りました。
デメリットを把握した上で、ご自身にとって最適なメッシュルーターを選んでください。