
社労士試験に挑戦する。
勉強スケジュールを立てた方が、やっぱり効率的かな?でも、どうやって計画を作ればいいのか…そもそも、社労士受験で勉強スケジュールって、本当に必要?
こういった疑問に答えます。
- 社労士受験で勉強スケジュールは不要
- スケジュールなしで学ぶ上で課したノルマ
- 勉強スケジュールを立てる時の注意点
この記事を書いている私は、平成最後の社会保険労務士試験に合格しています。

2度の受験で、私は社労士試験に合格しました。
その間、学習のスケジュールは立てていません。
詳細な学習スケジュールがなくても、社労士合格は可能です。
…とはいえ、ただ無計画に突進したわけではなく、自分に”あるノルマ”を課していました。
私のやり方が「正解だ」とは思いません。
「へぇ、こんな勉強法で合格した人もいるんだ」と、一つの事例としてお読みください。m(_ _)m
社労士受験で勉強スケジュールを立てなかった理由

繰り返しになりますが、私は社労士受験で、学習のスケジュールを立てませんでした。
…いや、最初は「計画的に学ぼう!」と思っていたのですが、すぐに諦めました。
立てたスケジュールに縛られるのがイヤになったからです。
この理由をさらに掘り下げてみたら、次の3点が浮かび上がってきました。
- 各科目の勉強に没頭したかった
- メンタルコントロールのため
- ほどよいペースで教材が送られてくる
順に見ていきます。
1. 各科目の勉強に没頭したかった
一つひとつの科目に集中するために、学習スケジュールを立てませんでした。
スケジュールを立てると、良くも悪くも、そのスケジュールに縛られます。
例えば「10時間」で、労働基準法を1周する計画を立てたとしましょう。
でも、その「10時間」って数字には、根拠がありませんよね。
なぜ「12時間」じゃないのでしょうか?
頑張れば「6時間」で終わるかもしれないのに?
理解力も集中力も、人それぞれ違います。
さらには、学習時の体調や環境にも左右されます。
そんな風に考えると、「そもそも完璧なスケジュールなんて、存在しないんだな」と思うようになりました。
計画を立てずに、その都度考えて、自分にできる最善を尽くす。
ノイズを消して、一つひとつの科目に没頭するために、私は勉強スケジュールを立てませんでした。
2. メンタルコントロールのため
メンタル面も意識していました。
スケジュールを立てると、「計画を守らなきゃ…」といった意識が強まります。
そのプレッシャーを力に変え、ゴリゴリ学べればいいのですが、私はそういうタイプじゃありません。
「あぁ、せっかくスケジュール作ったのに守れなかった。もうダメだ…おしまいだぁ…」
こんな感じで自己嫌悪に陥り、前向きに学習に取り組めなくなってしまいます。
勉強を「義務」や「重荷」にしたくなかったんですよね。。
なるべく前向きに学習したかったので、「それなら、最初っからスケジュールは不要かな」と考えました。
反対に、スケジュール通りに学習できれば、「よっしゃ!」と思います。
ただ、これも言ってしまえば、自己満足にすぎませんよね…(・・;)
感情に振り回されるのは精神衛生上よろしくないかなと、結局スケジュールを立てなくなりました。
3. 程よいペースで教材が送られてくる
良いペースで教材が送られてきたため、スケジュールを立てる必要がなかったのかもしれません。
私は通信講座(フォーサイト)を受講して、勉強しました。
フォーサイトでは1ヶ月に1科目くらいのペースで、テキスト・過去問などの教材が送られてきます。
学習が停滞したまま次の科目が手元に送られてくると、「あぁ、もっとペース上げなきゃな」と焦ります。教材発送スケジュールが、ペースメーカーとして機能してくれたんですね。
程よいペースで教材が送られて、学習の進み具合をチェックできたため、あえてスケジュールを立てなくて良かったのかもしれません。
以上の理由から、次第に私はスケジュールなしで学習するようになりました。
社労士受験で勉強スケジュールを立てる代わりに

勉強スケジュールを立てずに、社労士合格をめざす。…やっぱりちょっと、心もとないですね。
そこで、一つだけノルマを課しました。
「本試験までに1,000時間学ぶ」です。
社労士受験を決意した2016年11月、ネットで「合格の目安は800〜1,000時間」と見かけました。
1,000時間。
自分には想像のつかない世界でしたが、だからこそやってやろう、挑戦しようと思い、「本試験までに1,000時間」のノルマを課しました。
結果として2017年8月の本番までに、1,000時間のノルマはクリア。
勉強スケジュールを立てることなく、1年目は「あと3点で合格」まで迫りました。
なお、勉強時間に関する失敗については、【データあり】社労士合格までの実際の勉強時間【失敗談も語る】の記事で言及しています。
また2年目も、特にスケジュールは立てませんでした。
再び「本試験までに1,000時間」の目標を掲げ、「今できること」に集中して学び続けました。
とはいえ、ただ1,000時間をぼーっと浪費しても仕方ないですよね。
そこで私は、現状と合格との隔たりを見つめるように、意識していました。
- 足りないものは何か?
- どうすれば合格に近づけるか?
学習がマンネリ化してきたら、上記について考え、ノートに書き出して課題を明確にしました。
”自分の弱さ”と向き合うためしんどいですが、効果は大きかったですよ。

そっかー
でもやっぱり、スケジュールなしだと不安だな…
そうですよね。
”スケジュール不要説”は、あくまで私の主観的な意見です。
なので、あなたにもフィットするかは、正直分かりません。
スケジュールを立てて、勉強に臨んでもいいと思います。
ただ、実際にスケジュールを立てる前には、2〜3ヶ月ほど学習してみてください。
ある程度学ばないと、自分の学習ペースや、得意・不得意を把握できません。
根拠のない計画は、実現可能性に乏しく、自己効力感を低下させてしまいます。
計画が”絵に描いた餅”にならないよう、まず2ヶ月ほど学びましょう。
社労士受験の勉強スケジュール|まとめ

ページの内容をまとめます。
- 勉強スケジュールは不要
- 代わりに、総勉強時間のノルマをクリアする
- 学習では、現状と合格との隔たりに目を向ける
- スケジュールを立てるなら、2ヶ月ほど学んだ後で
性格的に合わなかったので、私は勉強スケジュールを立てずに学びました。
スケジュールの有無に関わらず、合格には試行錯誤が欠かせません。
勉強との向き合い方も、具体的な勉強法も、ダメ元でチャレンジする必要があります。
PDCAを回して、一歩ずつでも合格に近づいていきましょう。