
社労士受験に挑戦中。
ノートにまとめたいけど、時間がかかりそうだ…。
「まとめノート」の作成は、社労士受験では効率的なのかな?
合格者の意見を聞きたいな。
こういった疑問に答えます。
- 社労士の勉強に「まとめノート」は必要だけど不要
- 「まとめノート作成」の代わりに実践したこと
この記事を書いている私は、平成最後の社会保険労務士試験に合格しています。

社労士試験の勉強をスタートすると、「ノートは作るべき?」と悩むことがあります。
しかし人それぞれ、最適な勉強法は異なります。
「ノートを作って合格した」
「ノートはいらない」
どちらの意見も正しいでしょう。
社労士受験におけるノート作りについて、私個人の意見を書いてみました。
「まぁ、こんな意見もあるんだな」くらいの感覚で、参考にしていただければ幸いです。m(_ _)m
社労士受験の勉強で「まとめノート」は必要だけど不要

個人的には、「まとめノート」は必要だけど不要だと思っています。
…このままだと「は?何言ってんだこいつ」で終わってしまうので、順に説明していきますね。
「まとめノート」は必要
まず、「まとめノート」は必要だと思います。
本試験で得点するためには、知識をまとめる作業が欠かせないからです。
労働・社会保険の諸法令は、難解です。
そもそも法律自体、回りくどくてややこしいですよね。
テキストを読んで、スルスル理解できればいいのですが、

…え、ちょっと待って。
今の、どういうこと?
上記のように、「一度立ち止まって考えないと理解できない」場面に、よく出くわします。
このとき、「まとめノート」に書き出すことで、頭の中のゴチャゴチャを整理できます。
このように、理解を助けるための「まとめノート」の活用は、個人的に効果的だと思います。
「まとめノート」は不要
一方で、「まとめノート」は不要とも思います。
これはつまり、「ノート」である必要はない、という意味合いです。
ノート作りには、時間がかかります。
消しゴムで消す行為にも、わりと時間を取られますよね。
A4ノートを持ち運ぶのも、物理的にジャマです。
なので、必ずしも「ノート」にこだわる必要はないのでは?
代替手段があるならそれでOK、というのが私のスタンスです。
以上から、社労士の受験勉強では「まとめノート」は必要でも不要でもあると、私は考えています。
「それじゃあ、結局どう勉強すればいいの?」って話ですが、私は勉強にノートを使いませんでした。
代わりに実践したことがいくつかあるので、ご紹介します。
社労士勉強法「まとめノート作成」の代わりに実践したこと

ノート作りの代わりとして、私が実践した勉強法をご紹介します。
「これが正しい勉強法」なんて言うつもりは、全くありません。
あくまで一人の元受験生の意見として、お読みください。m(_ _)m
- 「テキスト」を「ノート化」する
- WordやExcelを活用する
- ホワイトボードを活用する
順に見ていきます。
「テキスト」を「ノート化」する
使っている「テキスト」を、「ノート」にしましょう。知識が集約されます。
「テキスト」と「ノート」を、わざわざ分ける必要はありません。
テキストの余白にメモを書き込めば、あなたに最適化された、オリジナルテキスト・ノートが完成します。
過去問を解いていて疑問が生じた時、その都度テキストに戻って確認すれば、知識が集約されていきます。
毎回同じテキストを開くことで、テキストの記載に、ちょっとずつ知識を「肉付け」できるのです。
いちいちノートを作っていたら、非効率。
ならば、テキストをそのままノートとしても活用すれば、時短になります。
テキストにメモを書き込んで、テキスト兼ノートとして使いましょう。
WordやExcelを活用する
WordやExcelを活用しましょう。知識を整然と、美しくまとめられます。
勉強は、必ずしも”手書き”で行う必要はありません。
様々なツールをうまく使えば、より見やすく知識をまとめられます。
実際に、私が受験当時に使用したツールは、下記のとおり。
- Word
- Excel
- PowerPoint
- Xmind(マインドマップ)
上記のとおり。
特にXmindは、各法律の保険給付をザックリ把握したいときに役立ちました。
※「汚くても読めればOK」という人もいます。
たしかに、ノートに”殴り書き”なら、時間もそんなにかかりませんね。効率的かもしれません。
しかし私は、学習を楽しむために、美しさを求めても良いと思います。
社労士受験の勉強は、長期にわたります。
勉強開始直後のやる気をずっとキープすることは、残念ながらできません。
常に効率を求め、ムダを排除する意識も大切です。
でも、たとえ遠回りでも、受験そのものを楽しんだって良いですよね?
「社労士受験」を体験できるのは、”今だけ”ですから。
「キレイにまとめること」は、受験において必須ではありません。
けれど、たまにはちょっと気分を変えて、Excelやマインドマップで美しくまとめる作業も楽しいですよ。
ホワイトボードを活用する
ホワイトボードを活用しましょう。
ノートよりも、使い勝手に優れています。
私は受験勉強で、ほとんどノートを使いませんでした。
ノートの代わりに多用した道具が、ホワイトボードです。
実際にホワイトボードを勉強に使ってみて、次のメリットがありました。
- キレイに、何度でも書き直せる
- 大きな余白を存分に利用できる
- スマホで撮影すれば、どこでも勉強できる
上記のとおり。
特に、写真撮影の恩恵が大きくて、ちょっとしたスキマ時間を学習に充てられるようになりました。
「ノート」を持ち歩くのはジャマですが、「スマホ」は常に携帯していますからね。
一方、ホワイトボードのデメリットは、下記のとおり。
- 場所をとる
- 慣れるまでに時間がかかる
垂直面に文字を書くには、コツが必要。
慣れるまでに、ちょっと時間がかかります。
それでも、かけたコスト以上に、得られたリターンは大きかったです。
テキストの余白が足りないようなときには、ホワイトボードが活躍しました。
結果的に私が合格する上で、ホワイトボードは”なくてはならない存在”となりました。
「ノート作成」の常識にとらわれず、あらゆる手段を検討して、学習効率をアップさせましょう。
まとめ

ページの内容をまとめます。
- 学習の理解を助けるため、書き出してまとめる作業は効果的。しかし、必ずしも「ノート」である必要はない。
- 「まとめノート」の代替手段
- 「テキスト」を「ノート化」する
- Excel・マインドマップなどのツールを活用する
- ホワイトボードを活用する
社労士試験は難関です。
焦ってはやく合格しようと思うと、効率ばかりに意識が向きがち。
しかし学習そのものを楽しむ姿勢も、私は大切だと思います。
イヤイヤ机に向かうのは、やめましょう。
「体が勝手に机に向かっていた」と主体的に学べるように、ちょっとした”遊び”の要素も取り入れてみてはいかがでしょうか。
「ノート作成」に囚われず、柔軟な発想で学習に取り組んでください。