【失敗談】社労士試験に「過去問だけ」で挑むのはやめましょう

社労士受験に挑戦する
問題集は、過去問だけで大丈夫かな?
過去問を完璧にすれば、合格できるのだろうか…?
先人の経験を参考にしたい

こういった疑問に答えます。

このページの内容
  • 社労士試験に「過去問だけ」で挑むべきでない理由
  • 過去問活用の2つのポイント

この記事を書いている私は、平成最後の社会保険労務士試験に合格しています。

社会保険労務士試験の合格証書

受験回数は2回。
1年目の失敗から対策を立てて、2年目に合格をつかみ取りました。

その ”1年目の失敗” こそ、過去問学習にまつわるものでした。
はじめに少しだけ、私の1年目の失敗談にお付き合いください。m(_ _)m

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社労士試験に「過去問だけ」で挑むのはやめるべき

社労士試験に、過去問演習だけの対策で挑戦するのはやめましょう。
受験1年目、私が不合格となった一つの要因は、過去問学習に比重を置きすぎたことでした。

私は社労士試験に、2度挑戦しています。

2年間、通信講座で学びました。通信講座なので、いろんな教材が送られてきます。
特に、私が申し込んだ「バリューセット」は、インプット・アウトプット用の教材てんこ盛りのコースでした。

当時私が使用したアウトプット用の教材は、下記のとおり。

  • 過去問題集
  • 模擬試験
  • 予想問題集
  • 択一対策問題集
  • 選択対策問題集
  • テキスト内の「チェックテスト」
  • 専用アプリの「確認テスト」

上記のとおり。
忘れているだけで、まだまだ他にもあると思います。

こんな感じで、私は過去問以外の問題集も使いながら学んでいました。

そんな1年目の私の学習戦略は、過去問重視。

とにかく過去問を徹底的に学ぼう。
何周でも繰り返して、過去問を完璧にしよう。

そんな意識を持って、学んでいました。

通信講座から送られてきた全科目の過去問題集を、1年間で10周はしたと思います。

試験直前には、過去問題集で問題を解いていると、次のページの内容まで頭にチラつくくらい、隅々まで覚えていました。1年目は過去問題集をほぼマスターして、わりと自信を持って本試験に臨みましたね。

でも、落ちました。
選択式で3点足りず、あえなく基準割れ。

まぁ、そんなに甘くないかー…(ハァ
なんて思いながら、本試験で間違えた選択式の問題を復習することに。

すると、間違えた問題は、テキストにちゃんと記載されていたのです。

具体的には、H.29年度試験、健康保険法の選択式。
全国健康保険協会による健康保険の財政調整に関する論点です。
空欄B,Cがさっぱり分かりませんでしたが、使用していたテキストには、ちゃんと掲載されていました。

この「健康保険の財政調整」は、過去問題集に取り上げられていなかった論点でした。

この事実を受けて、

あぁ、どれだけ過去問を完璧にしても、合格できそうにないな

と反省。
2年目は、1年目の失敗を踏まえて、過去問学習にかける比重を小さくしました。

2年目は1年間で、過去問を5周しかやっていません。1年目の半分ですね。
過去問学習を減らした代わりに、テキストや他の教材を使った学習を充実させました。

結果、運も味方してくれて、合格できました。

…長々と自分語りをして何を言いたいかというと、社労士試験に過去問だけで挑むのはやめといた方がいいよ、テキスト精読なんかも重要だよ。ということです。

それって、あなたの勉強のやり方が悪いだけだよね?

通信講座の教材がダメだったんじゃないの?

実際に一度落ちている以上、私には何とも言えません。
一人の受験生の失敗を、あなたの受験に生かしてもらえれば本望です。m(_ _)m

過去問活用のポイント

とはいえ、社労士受験で過去問学習が重要なのは、間違いありません。
過去問を10周以上繰り返したおかげで、合格できたと思っています。

過去問題集を活用するポイントは、次の2点。

  • 論点を学ぶ
  • アウトプットの訓練をする

順に見ていきます。

論点を学ぶ

過去問から論点を学びましょう。
たった1問の過去問から、10問にも20問にも対応できるようになります。

5周、10周と過去問を繰り返す際は、その問の論点を学び取る意識が重要です。

では、論点を汲み取るにはどうすれば良いのでしょうか?
大切なのは、先ほどから何度も言っている ”繰り返し” です。

何回も繰り返し学ぶと、たとえ同じ問題を解いていても、学習進度に応じて、その問題から汲み取れる情報に違いが出てきます。

”問題X” に解答する場面を仮定します。

”問題X” に初めて解答する時は、解答に直結する情報にだけ、意識が向かうでしょう。
けれど他科目の学習も進むと、”問題X” が実はひっかけ問題だったと、後から分かるケースもあります。

例えば ”問題X” が、労災保険法の時効に関する問題だったとしましょう。

労災保険法だけを学んでいる時は、単純に ”労災保険法の時効の知識” だけを覚えれば、正解できると思います。けれど、健康保険法、国民年金法、厚生年金保険法と学んでいくと、

あれ?
この時効の知識って、どの法律だっけ?
労災?健保?…厚年?

このように、知識がこんがらがってきます。

この時、初めて ”問題X” が、他科目まで含めた時効の正確な知識を問うている、と分かるのです。
”労災保険法の知識だけ” が問われているわけじゃなかったんですね。

過去問演習は、論点学習という ”インプットの場”です。

以上をまとめると、問題の論点を汲み取れば、1問の過去問から複数の問題に対応できるようになります。そして論点を汲み取るには、繰り返し同じ問題に触れなければなりません。

さらに、過去問を繰り返して ”過去問の論点” を汲み取れれば、それは ”社労士試験全体の論点” を汲み取っていることに他なりません。この ”社労士試験全体の論点” に対する嗅覚が鋭くなれば、「もはや運だ」と言われる選択式一般常識の対策にも役立ちます。

過去問は、社労士試験対策の最高の教材です。
過去問学習を受験勉強の軸に据えて、何回も何回も、繰り返し学びましょう。

アウトプットの訓練

過去問学習を、アウトプットのトレーニング場として活用しましょう。

当たり前ですが、過去問は、過去の本試験で実際に出題された問題。
「問題を読む→解答する」の一連の流れをトレーニングする上で、これ以上ない教材です。

特に、間違えた問題は宝の山。
なぜ間違えたのか、しっかり向き合いましょう。

自分のミス、失敗と向き合う工程には苦痛が伴います。
できれば見て見ぬ振りして、次の問題で正解の快感・安心感を得たいところ。
でも、ここでグッとこらえて、間違えた自分の弱さを受け入れましょう。

弱さを知っている人は、強いですよ。

なぜ、間違えたのか?
考えられる原因は、下記のとおり。

  • 知らなかった。知識がなかった
  • 覚えたはずだったが、忘れてしまった
  • 自信を持って解答したが、誤って覚えていた
  • 似ている知識と混同してしまった
  • 時間をかければ思い出せたかもしれないが、途中で思い出す行為を諦めてしまった

上記のとおり。
「間違えた」と言っても、その原因は千差万別です。

間違えた原因を突き止めたら、原因ごとに対策を練りましょう。

知らなかった。知識がなかったテキストなどを熟読する
覚えたはずだったが、忘れてしまった忘れる頃に、もう一度覚え直す
復習できるように、メモアプリでリマインダーを設定する
自信を持って解答したが、誤って覚えていたテキスト内の誤りやすいポイントを、マーカーで印をつける
似ている知識と混同してしまった類似知識を書き出して、一覧整理する(横断整理学習)
時間をかければ思い出せたかもしれないが、途中で思い出す行為を諦めてしまった実戦不足が原因なら、アウトプット量を増やす
疲労が原因なら、疲労回復の時間を創出する
睡眠不足が原因なら、熟睡のため生活習慣を見直す

上記のとおり。
机に向かう時だけが、社労士受験じゃありません。

過去問学習をアウトプットのトレーニング場として、レベルアップのために活用していきましょう。

「社労士試験対策は過去問だけ」の偏屈さは捨てよう

ページの内容をまとめます。

ページのまとめ
  • 「対策は過去問だけ」は危険。過去問重視で挑んだ私は、テキストの知識をカバーできなくて落ちた
  • 過去問活用のポイント
    • 論点をインプットし、嗅覚を鋭くする
    • アウトプットの訓練をする。間違えた問題は宝の山

社労士受験において過去問演習は、効果的な学習法だと思います。
ただ、過去問に偏りすぎた私は1年目、あと一歩のところで合格を逃しました。

過去問にこだわらず、テキストや模試、予想問題集などを活用して、柔軟に受験に取り組んでください。

かと言って、やたらめったら複数の教材に手を伸ばすのも考えもの。
一つの過去問題集をメイン教材に決めたら、繰り返し、繰り返し学んでいきましょう。

矛盾して聞こえるかもしれませんが、そのバランス感覚を磨くことも、受験のうちかなと思います。

今から一歩ずつ、合格に近づいていきましょう。

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