
社労士試験を受けた
自己採点の結果、落ちたことが判明…
あれだけ勉強しても落ちるんだなぁ…
これからどうしよう?
来年も受験すべきだろうか…
こういった悩みに寄り添います。
この記事を書いている私は、平成最後の社会保険労務士試験に合格しています。

「いきなり自慢乙」って感じかもですが、初受験では不合格でした。
合格したのは、2度目のチャレンジの時です。
まずは本試験、本当にお疲れさまでした。m(_ _)m
4時間50分の死闘で、心身ともに疲労困憊ではないでしょうか。
このページでは、社労士試験に落ちてしまった人の今後を考えていきます。
リトライするか、断念するか。
今後について悩んでいる人の、参考になれば幸いです。
※2年目の具体的な勉強法を知りたい人は、【本質】社労士試験2年目の勉強方法 をご覧ください。
社労士試験に落ちたら

残念ながら、社労士試験に落ちてしまったら。
じっくりと、受験体験を振り返りましょう。
今後の糧になります。
社労士試験に「落ちた」事実は、社労士試験を「受けた」とも捉えられます。
合格を目標に掲げていたら、「受けた」事実なんて、当たり前に感じるかもしれません。
しかし私は、受験自体、物凄く貴重な体験だと思います。
受かるかどうかも分からないのに、覚悟して受験に踏み切る。
そして苦しい受験勉強を継続して、本番にきちんと受験する。
私はあなたを尊敬します。
合格している私が言っても、イヤミに聞こえるだけでしょうか?
でも本当に、並大抵のことじゃないと思うんですよね。
私も社労士受験を経験しているからこそ、そう思うんです。
あなたは落ちたかもしれませんが、落ちることができたのだと思います。
受験していない人は、そもそも「落ちる」を体験できません。
その貴重な体験から ”何か” を学びましょう。
失敗は成功のもと。
社労士受験に失敗したあなたは、社労士受験に限らず、きっと成長できると思いますよ。
私は1年目に落ちた時、次の2点を振り返りました。
- 試験本番
- 受験勉強全体
「落ちた」のは、合格水準に達していないから。
合格水準に達していないのは、自分に ”何か” が足りなかったため。
振り返りの有無で、貴重な体験は「生き」も「死に」もします。
文豪・三島由紀夫は、「体験を体験たらしめる力」こそ作家の才能だ、と言ったそうです。
落ちて不貞腐れるのも、致し方ないと思います。
しばらく茫然自失する期間も、必要かもしれません。
それでもあなたの受験体験を、今後の糧にしてください。
不合格の事実を突きつけられた「今、この瞬間」は、その糧を最大化できるチャンスです。
紙とペンを用意して、受験を振り返りましょう。
振り返り方の具体例についても、【本質】社労士試験2年目の勉強方法 にて言及しています。よかったら、あわせてご覧ください。
社労士試験に落ちた後の選択肢


不合格か…
さて、この後どうしたものか…
身の振り方を考えるのは、難しいですよね。
状況を整理しましょう。
社労士試験に落ちた後、次の選択があります。
- 再受験しない
- 再受験する
諦めるか、リトライするかの二択です。
再受験する場合は、さらに次の選択があります。
- 再来年以降に再受験する
- 来年、再受験する
来年受けるかどうか。これも二択。
来年、再受験する場合は、次の二択に。
- 今すぐ学習をスタートする
- 少し休憩する
以上の選択肢をまとめると、次のとおり。
- 再受験しない
- 再受験する
- 再来年以降に再受験する
- 来年、再受験する
- 今すぐ学習をスタートする
- 少し休憩する
上記のとおり。
ぶっちゃけ完全に当たり前の話なんですが、こういった当たり前を一つひとつ選択していくと、その後の行動に「ブレ」がなくなります。
1年目の私は本試験の後、自己採点したら選択式で3点足りず、不合格が確定しました。
元々1年で受かるとは思っていなかったので(だから落ちたのかもしれませんが…)、翌年の再受験は既定路線でした。
ただ、ちょっとだけ休憩をはさむことに。
本試験後、そのまま学習を継続しても良かったのですが、ダラダラ〜っと2年目が始まるのは、なんとなくイヤだったんですよね。…もしかしたら、燃え尽きていたのかも。
具体的には、11月の合格発表日まで休憩しました。
本試験〜合格発表までの3ヶ月弱は、意識的に勉強しないで、充電しながら過ごしました。
そして11月に、不合格通知書が届きました。
そのタイミングで1年目と同じ通信講座に申し込みをして、2年目のリスタートを切りました。
突然の自分語りすみません。m(_ _)m
「私と同じようにすると良いよ」なんて言うつもりは、全くありません。
今後どうするかは、あなた自身で考えてください。
先ほどの選択肢をもう一度。
- 再受験しない
- 再受験する
- 再来年以降に再受験する
- 来年、再受験する
- 今すぐ学習をスタートする
- 少し休憩する
たとえば「再受験しない」選択もありますね。
受験を終えた人なら分かると思いますが、社労士受験はホントに大変です。
”受験をしない” ことで得られるものって、たくさんあります。
受験に挑むと、 ”受験しなかったら得られたであろうモロモロを捨てる” ことになりますから。
- 家族・友人との時間
- 趣味の時間
- 他の自己啓発活動に取り組む時間・エネルギー など
こういったモロモロに目を向けて、「再受験しない」と決めるには、勇気が必要です。
私は感情的に決断してしまうほうなので、自分の人生を大切に考えて選択できる人に、ちょっと憧れを覚えます。
あるいは、壁の高さに絶望して、社労士受験を断念する人もいるかもしれません。
たしかに結果は不合格でした。
受験は失敗に終わったかもしれません。
けれど、積み重ねてきた一つひとつに目を向ければ、そこには成長の証があるはずです。
それに「再受験しない」と決めても、10年後に「もう一回リトライしようかな」と考えたって良いですよね。あるいは「社労士受験」以外の、何か別の目標に挑戦しても。
私は社労士受験に挑戦した人に、受験体験をネガティブな思い出にしてほしくありません。
まぁこれは、私のエゴなんでしょう。
できれば受験体験を、今後の人生にポジティブに生かしてもらいたいなぁと、そう思っているんです。
これから、どうするか。
時間がかかっても、あなたの答えを見つけてください。
社労士試験に落ちたら|まとめ
社労士受験の経験を、どう認識するかは自由です。
合格でも不合格でも、認識次第で世界は変わります。
受験を終えた直後は、気持ちの整理がつかないかもしれません。
それでも個人的には、なるべく早く受験を振り返り、「自分の言葉」で言語化することをおすすめします。
受験を終えた生々しい感情をそのまま紙に吐き出せば、気持ちもスッキリしますよ。
現実には、時に壁が立ちはだかります。
逃げながらでも良いので、なんとか乗り越えていきましょう。