社労士試験の時間配分テクニック【時間のゆとりを持つために】

社労士試験の模試を受けた。
時間配分がダメダメで、結果は惨敗。択一式3時間半とか、ムリゲーだろ…。社労士の本試験は、どんな時間配分で臨めばいいの?

こういった疑問に答えます。

このページの内容
  • 社労士試験の時間配分に関するテクニック
  • 解答時間にゆとりを持つためにすべきこと
  • 4時間50分を闘い抜くには

この記事を書いている私は、平成最後の社会保険労務士試験に合格しています。

社会保険労務士試験の合格証書

社労士試験、大変ですよね。
覚える量が膨大なだけじゃなくて、その知識を効率よく、頭から引き出さなければなりませんから。

このページでは、社労士試験に合格した筆者が、実際に使った”解答テクニック”を、余すところなく公開します。

少しでも、あなたのお役に立てれば幸いです。m(_ _)m

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社労士試験の時間配分テクニック

社労士試験の試験時間・問題数は、下記のとおりです。

  • 選択式:80分で8問(空欄40個)
  • 択一式:210分で70問

つまり、1問あたりに割ける時間は、下記のとおり。

  • 選択式:10分/問
  • 択一式:3分/問

実際には、見直し時間も確保したいですね。
選択式は長くても1問10分、択一式は長くても1問3分で解きたいところです。

とはいえ、1問解くごとに「何分経った?(チラッ」「あと何分?(チラッ」と腕時計を見るわけにもいきません。とりあえず、

  • 選択式:10分以内/科目
  • 択一式:30分以内/科目

上記をざっくりとした目安として、問題を解いていきましょう。

この10分・30分を目安にすると、仮に出題順どおりに各科目を解いていく場合、解答時刻の目安は次のようになります。

選択式(10時30分 〜 11時50分)
労基・安衛10時30分 〜 10時40分
労災10時40分 〜 10時50分
雇用10時50分 〜 11時00分
労一11時00分 〜 11時10分
社一11時10分 〜 11時20分
健保11時20分 〜 11時30分
厚年11時30分 〜 11時40分
国年11時40分 〜 11時50分
択一式(13時20分 〜 16時50分)
労基・安衛13時20分 〜 13時50分
労災・徴収13時50分 〜 14時20分
雇用・徴収14時20分 〜 14時50分
一般常識14時50分 〜 15時20分
健保15時20分 〜 15時50分
厚年15時50分 〜 16時20分
国年16時20分 〜 16時50分

上表のとおり。
※実際は、ご自身の解答の順番に並び替えて、お考えください。m(_ _)m

ただし本番では、どんどん解答時刻はズレます。
当たり前ですね。それぞれの科目を、予定よりも早く解き終わったり、反対にオーバーしたりしますから

試験中、頭の中で「えーと、国民年金の時刻の目安は…」なんて考えている余裕は、ありません。
そうなると、「果たして今、ペースは早いの?それとも遅いの…?」と、不安を覚えてしまいます。

そこで試験開始と同時に、上記の解答目安時刻を、各科目の1問目付近の空白に、メモしておきましょう。すると、それぞれの科目にたどり着いた時、「メモした時刻(目安)」「腕時計の時刻(実際)」を見比べられます。

早いか遅いか、一発で判断可能ですね。

解答ペースを客観的に把握するため、あらかじめ、目安時刻のメモをおすすめします。

なるほど
でも、それにしても1問3分以内とか厳しいぞ…
模試受けたけど、圧倒的に時間足りなかった…

ご安心ください。
初めての模試で「時間も余裕!楽勝!」なんて人はいません。
訓練を積めば、制限時間内に解答できるようになります。

いくつか、解答のポイントをご紹介します。

社労士試験の時間配分|時間のゆとりを持つために

択一式で1問あたり3分以内に解答するためのポイントは、下記のとおりです。

  • 論点を反射的に感じとる
  • 解答が確定したら残りは読まない

順に見ていきます。

論点を反射的に感じとる

問題の論点を、反射的に感じましょう。
考えている時間はありません。

「論点を反射的に感じとる」とは、つまり、

この問題は、受験生に何を問いたいのか?
どの知識を引っ張り出せばいいのか?

これらについて、問題文を読みながら感じとる、ということです。

このとき、必ずしも言葉にできなくても構いません。
ぼやぼや〜っと、

あぁ、”アレ”
”アレ”はたしか…

”アレ”でOK。
問題文を読んで論点(=”アレ”)を感じたら、あとは脳内から知識を引っ張り出すだけ。
時間をかけるべきは、この「知識を引っ張り出す」工程です。

知識を引っ張り出す = アウトプット ですね。

…ちょっと抽象的ですね。
分かりにくいので、図にまとめます。

上図のとおり。
論点の感じとりは反射的に。知識のアウトプットは正確に。…伝わるでしょうか。(・・;)

「それじゃあ、どうやって論点を反射的に感じるんだ」って話ですが、過去問の繰り返し学習が効果的です。

過去問を5回・10回と繰り返せば、だんだん社労士試験の論点が分かってきます。
範囲の幅広さに絶望したくなる社労士試験ですが、合格に必要な論点は有限です。

”アレ”の引き出しを増やすため、過去問を繰り返して訓練しましょう。

わからなければ後回し

問題文・選択肢を一読しても、

……??

と論点が分からなかったら、後回しにすると良いでしょう。

どの問も、すべて同じ1点です。
どれだけ苦心しても、一瞬で解いても、試験における価値は変わりません。

中には意地悪な問題もあります。
ちょっとでも「なんだこれ」「時間かかりそうだな」と感じたら、迷わず後回しにしましょう。

その際、問題番号周辺の空白に「?マーク」などをメモして、すぐに見直すための工夫もお忘れなく。

解答が確定したら残りは読まない

すべての文字を読む必要はありません。
解答が確定したら、残りの肢は読まないで先に進みましょう。

選択肢を読んでいると、すぐに解答が確定することがあります。

問)次のうち、誤っているものを選びなさい。
→肢Aが明らかに誤りだった。

こんなケース。たまにありますよね。

こうなると、残りの選択肢B〜Eを読むのは時間のムダです。
さっさと先へ進みましょう。

…と言いたいところですが、私は見直しのために、最低限のマークをつけてから先に進みました。

マークするのは、上図の赤色部分です。

未読の選択肢をカッコで括り、「未」の一文字を添えます。
さらに解答の根拠となる、誤りの部分にアンダーライン。

ここまでやっておけば、効率よく見直しできます。
時間もかかりませんし、オススメですよ。

肢Aで解答が確定すると、

お、ラッキー
時間かからなかった

と感じます。しかし同時に、

本当にAで大丈夫か?
一応すべて読んで、確実に解答すべきでは…?

こういった疑心暗鬼にも駆られますね。

「選択」には「捨てる痛み」が伴います。
自分の積み重ねを信じて、勇敢に決断しましょう。

不安なら「不安」とメモを残して、見直しに回せばOKですよ(`・ω・´)b

模試でリハーサルする

いくつかテクニックを紹介してきましたが、「ぶっつけ本番」ではリスクが高すぎます。
模試の機会を利用して、本試験で使いたいテクニックを実験しておきましょう。

【社労士】市販の模試を最大効率で自宅受験する方法の記事で、模試を受ける際のポイントを解説しています。模試の ”受験姿勢” にさえ気をつければ、「市販模試」を「自宅受験」で充分ですよ。

選択式の時間配分は?

選択式は、80分で8問。
1問あたり10分以内の時間配分でしたね。

合格した年の選択式試験で私は、かなり時間が余りました。
たしか、30分以上。

択一式と比べて選択式の試験時間は、わりとユルいかな、と思います。

ただし、「時間が余る=カンタン」ではありません。

私の場合、時間が余ったのは、「解答が正しいかは分からないけど、とりあえず30分余った」だけです。自信のない問題・そもそもわからない問題は、いくつもありました。

余った時間はすべて、見直し・再検討に充てましょう。

疲れたし、午後もまだ択一あるし。
ま、とりあえず、こんなもんでしょ。

あなたの受験勉強の積み重ねを、最後の最後、試験本番でフイにしないでください。
後悔しないため、何よりも合格のために、すべてを本番にぶつけてください。

私自身、余った30分間で、不安な問題を考え続けました。
その意味では、「1秒も余らなかった」とも言えます。

わからない問題はどんどん後回しにして、見直し時間を確保すると良いと思いますよ。

選択式対策を具体的に知りたい人は、【本質】社労士の選択式問題の攻略に「コツ」はありませんをどうぞ。本質的な課題にフォーカスして、選択式の勉強法を紹介しています。

以上の点を意識するだけでも、解答時間はかなり短縮されるかと。

なるほど
効率よく解答する方法はわかった
でも、あわせて4時間50分とか長すぎる…しんどいよ…

そうなんですよね。
社労士試験は長丁場なので、ホントに大変です…。

では最後に、本試験の4時間50分を乗り切るポイントを押さえましょう。

社労士試験の時間配分|4時間50分を乗り切るために

4時間50分の闘いを、乗り切りましょう。
個人的には、次の2点に気をつけて試験に臨みました。

  • 集中しない
  • 感情を消す

集中しない

解答に集中しないようにしましょう。
最後まで気力・体力を温存できます。

「え、集中しないの?」って感じですよね。
戦略は色々あると思いますが、私は常に集中しないことを心がけていました。

4時間50分。選択・択一に分けても「1時間20分」「3時間30分」。
…集中力を維持するなんて、ムリですよね…?

ならばいっそ集中しないで、集中力を分散させ、一定のリズムで解答すべきでは?という発想です。

別に、科学的な根拠があるわけではありません。
そもそも「集中力を分散させる」なんて、果たして本当に可能なのか?
私にも分かりませんが、私はこの戦略で、気力・体力をキープしていました。

集中しないため、具体的に意識したことは、下記のとおり。

  • 深く呼吸しながら解く
  • 肩の力を抜く
  • 問題用紙から顔を離す
  • 「グーッ…」ではなく「スーッ」と解く

上記のとおり。
問題用紙から顔を離すと、視野が広がって冷静になれました。

最後まで集中力を保つため、「集中しない」という選択肢もあります。

感情を消す

感情を消して、解答マシンになりましょう。

「よし、解けたぞ!」
「うわ、ダメだ終わった…」

人間なので、感情が生じて当たり前です。
でも試験中は常にフラットに、一問一問と対峙すべきかなと思います。

ここでも、大切なのは深呼吸。
「人間万事塞翁が馬」の精神で、気楽に実力を発揮してください。

その問が解けても、次の問でつまづくかもしれません。
次の問が分からなくても、その次はカンタンかもしれない。はたまた、その次が…。

ジタバタせず、トータルで合格点を確保すれば、それでOKです。

あなたの貴重なエネルギーを、感情のために消費しないでください。
エネルギーはすべて、合格のために注ぎ込むべきです。

感情を取り戻すのは試験後にして、試験中は、正確無比な解答マシンに徹しましょう。

社労士試験の時間配分|まとめ

ページの内容をまとめます。

ページのまとめ
  • 試験の時間配分は”ざっくり”でOK
    • 選択式:10分/科目
    • 択一式:30分/科目
  • 試験が始まったら、解答目安時刻を、各科目冒頭の空白にメモする
  • 時間のゆとりを持つために
    • 論点を反射的に感じとる
    • 解答が確定したら残りは読まない
  • 4時間50分を闘い抜くために
    • 集中しない
    • 感情を消す

社労士試験には、社労士試験の闘い方があります。

このページでご紹介したやり方は、「絶対」ではありません。
色々と試してみて、あなたなりの闘い方で、社労士試験を攻略してください。

合格まで、走り抜けましょう。

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